バレー女子日韓戦 日本が韓国を圧倒 第1、2セット連取 石川が圧巻スパイク躍動

 第2セット、得点を奪い古賀紗理那(左)とタッチを交わす石川真佑(撮影・中田匡峻)

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本-韓国」(12日、西日本総合展示場)

 世界ランク6位の日本が同38位の韓国と対戦。近年不振ながら東京五輪でフルセットで敗れている宿敵に、第1セットは25-16、第2セットは25-16で連取した。

 第1セット、序盤からエースの古賀、石川を中心に、林、ミドルの荒木と多彩な攻撃で得点を重ねた。第2セットは石川が躍動。強烈なスパイクで次々とポイントを重ねた。若手が主体となっている韓国に地力の違いをみせつけた。

 すでに五輪行きの可能性を失っている韓国が相手だが、現在の世界ランク算出方法はランク差が大きければ大きいほど、上位が敗れた際に大幅なポイント減があるため、重要な一戦となっている。

 ◇パリ五輪の出場枠は「12」。昨年の時点で7カ国(開催国枠のフランス、トルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)が決まっている。残り5枠は、今大会の1次リーグ終了時点(6月17日)の世界ランキングで決定する。日本が五輪出場権を獲得する条件は2通り。①アジア最上位に立つ。②アジア最上位、アフリカ最上位を除く上位3位以内に入る。

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