得点力不足の西武が一挙5得点 元山飛優が36イニングぶり適時打 森下暢仁の連続無失点を23で阻止 渡辺監督代行就任後初のビッグイニング

5回2死一、二塁、西川の2点適時三塁打で生還した西武・元山(中央)と長谷川(撮影・大泉謙也)

◆日本生命セ・パ交流戦 西武―広島(12日、ベルーナドーム)

8連敗中の西武が打者一巡の猛攻で5点挙げ、広島・森下暢仁の連続無失点を23イニングで止めた。

0―0の5回2死三塁、元山飛優がカットボールを中前へ運び、チーム36イニングぶりとなる適時打。先制点を挙げたのも6試合ぶりで、一塁ベース上で力強く拳を突き降ろした。

長谷川信哉が中前打で続くと、一、二塁で西川愛也が右中間を破る三塁打で2点追加。栗山巧が四球で歩くと中村剛也も適時内野安打で続き、さらに陽川尚将も今季初打点となる中前適時打を放った。1イニング5得点は5月26日オリックス戦の8回以来で、渡辺久信監督代行就任後では初のビッグイニングとなった。

元山は11日の広島戦に先発出場したが、4回の守備で悪送球し、次の回に交代させられた。9番三塁でスタメン出場したこの日、前夜の悔しさをバットで晴らした。

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