岡田将生「結婚って大変だな…」 壮絶なドラマ撮影で疲弊

岡田将生

俳優の高畑充希岡田将生が12日、都内で行われた「1122 いいふうふ」(6月14日より Prime Video で全7話順次配信)ドラマ完成披露宴イベントに出席し、初共演となった本作の撮影を振り返った。

本作は渡辺ペコの人気コミックを、映画『愛がなんだ』『からかい上手の高木さん』などの今泉力哉監督が高畑充希と岡田将生のダブル主演で実写化。結婚7年目の30代夫婦が選択した夫婦仲を円満に保つための「婚外恋愛許可制」の顛末を描く。イベントには共演者の西野七瀬高良健吾吉野北人、今泉監督、応援MCのLiLiCoも登壇した。

本作で友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦であるウェブデザイナーの妻・相原一子と文具メーカー勤務の夫・二也を演じる高畑と岡田。高畑は岡田との共演に「初共演でこの題材はめっちゃハードルが高いなって思いました」と当初の心境を振り返る。「でも初共演だからできることもある。共通のお友達がいっぱいいるのに一回も会ったことがない。これもご縁だなって思いました。すごく可愛がられている方と聞いていたので楽しみでした」と話す。

高畑いわく撮影が始まると「お互いの波長を合わせながらの撮影でした」とのことだが、岡田も同じ気持ちだったと言い「性格が真反対で、高畑さんはすごくポジティブ。僕は反対にネガティブで、高畑さんがいるだけで現場が明るくなるほど、現場の空気作りをしてくれたんです。僕は(座長の仕事を高畑に)ずっと預けっぱなして二也を演じることができました」と絶大な信頼を寄せている様子。高畑のポジティブさが岡田にとって大きな助けになったようで、「再生の物語だったんですけど、高畑さんとなら一子と二也として一緒にやっていけると思いました」とも話した。

高畑は原作ファンであったことも明かし、「大好きだったのでドラマにしたら面白いと思っていたんです。でも絶対に地上波ではできない内容だなって思っていたら、配信でドラマ化が決まって、自分が一子を演じることになった。縁を感じました」と話す。

「結婚」についてもそれぞれ思うところがあった様子。高畑は「これが結婚だぞ、この領域に来るかと結婚という強大な敵に言われている気がした」というが、演じるうちに「人といるといいな、結婚っていいなと素直に思えました」と心境に変化が。岡田は「こんなに会話を繰り広げないといけないのかと。相手を知りすぎるとそれはそれで難しいなって。毎日疲れていました」と消耗していたといい、「明日も会話だ、明日は喧嘩だって。結婚って大変だなって思いました。疲れちゃいました」としみじみ思い返していた。(取材・文:名鹿祥史)

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