「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-0韓国」（12日、西日本総合展示場）
世界ランク6位の日本が同38位の韓国と対戦。近年不振ながら東京五輪でフルセットで敗れていた宿敵に3-0（25-16、25-16、25-23）のストレート勝ちを収めた。
第1セット、序盤からエースの古賀、石川を中心に、林、ミドルの荒木と多彩な攻撃で得点を重ね25-16で奪った。第2セットは石川が躍動。強烈なスパイクで次々とポイントを重ね、25-16で連取した。第3セットもつけいる隙を与えずに完勝。若手が主体となっている韓国に地力の違いをみせつけた。
すでに五輪行きの可能性を失っている韓国が相手だが、現在の世界ランク算出方法はランク差が大きければ大きいほど、上位が敗れた際に大幅なポイント減があるため、重要な一戦とだった。勝利で世界ランクポイントを1.01点加算し、世界ランク6位を守った。
15得点をマークした古賀は「特に最後のセットはきついシーン多かったが、ちゃんと勝てたことがよかった。明日のカナダ戦が大事になる。コンディションを整えてやっていきたい。タフな試合続くが、集中して戦っていきたい」と、語った。石川がチームトップの16得点、林が14得点だった。
◇パリ五輪の出場枠は「12」。昨年の時点で7カ国（開催国枠のフランス、トルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国）が決まっている。残り5枠は、今大会の1次リーグ終了時点（6月17日）の世界ランキングで決定する。日本が五輪出場権を獲得する条件は2通り。①アジア最上位に立つ。②アジア最上位、アフリカ最上位を除く上位3位以内に入る。
