「日本の壁は高かった…」日本女子バレーにストレート負けを喫した韓国の地元メディアから嘆き節止まらず!「5連敗のドロ沼だ」【ネーションズリーグ】

6月12日、福岡で開催中のパリ五輪予選を兼ねた女子バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)1次ラウンドで、日本女子代表(世界ランキング6位)が宿敵・韓国(同38位)と対戦。セットカウント3-0(25-16、25-16、25-23)のストレート勝ちを収めた。これで通算成績を7勝2敗とし、ランキングポイントを「+1.01」加えて330.63ポイント。7位・中国との差を試合前の「0.07」から「1.08」にわずかながら広げている。

日本相手の完敗劇を速報で伝えたのが韓国メディアだ。専門サイト『The Spike』は「やはり日本の壁は高かった。これで韓国は5連敗のドロ沼で、4試合連続のストレート負けだ」と伝え、「第3セットは中盤まで3点をリードする良い流れだったが、追いつかれてからはなす術がなく押し切られた」と嘆いた。

パリ五輪の出場権が懸かる今大会の1次ラウンド(各12試合)。女子バレーボールの五輪出場枠は「12」で、すでに7か国(開催国フランス、アメリカ、トルコ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)の出場が確定済みだ。日本は残る5枠(実質上は4枠)を巡る争いの渦中にあり、この1次ラウンドが終了する6月17日時点での世界ランキングが選定基準となる。

日本が出場権を得る条件はふたつ。①ランキングでアジア&オセアニア枠のトップで終えるか、②すでに出場権を獲得している7か国とまだ出場チームが確定していないアフリカ大陸のトップ(現時点でケニアが最上位)を除いた上位3チームに入る、のどちらかだ。
6月12日の午後9時時点の世界ランキング・トップ12は次の通り(★=パリ五輪出場決定国、カッコ内はVNL消化試合数)。

【女子バレーボール・世界ランキング】
1位:トルコ★ 388.69ポイント(9)
2位:ブラジル★ 382.13ポイント(8)
3位:ポーランド★ 373.16ポイント(8)
4位:イタリア 364.89ポイント(9)
5位:アメリカ★ 348.78ポイント(9)
6位:日本 330.63ポイント(9)
7位:中国 329.55ポイント(9)
8位:セルビア★ 314.63ポイント(9)
9位:オランダ 300.32ポイント(9)
10位:カナダ 282.55ポイント(9)
11位:ドミニカ共和国★ 272.22ポイント(9)
12位:ドイツ 213.10ポイント(9)

以下はVNL1次ラウンドの順位表だ(上位7か国+タイが準々決勝に進出、カッコ内は獲得ポイント/セット勝敗差)。

【女子バレーボール・VNL1次ラウンド順位表】
1位:ポーランド 8勝0敗(24ポイント/+22)
2位:ブラジル 8勝0敗(22ポイント/+17)
3位:イタリア 7勝2敗(22ポイント/+15)
4位:日本 7勝2敗(21ポイント/+13)
5位:トルコ 7勝2敗(21ポイント/+13)
6位:中国 6勝3敗(18ポイント/+8)
7位:アメリカ 5勝4敗(16ポイント/+6)
8位:カナダ 5勝4敗(15ポイント/+4)
9位:オランダ 5勝4敗(15ポイント/+3)
10位:セルビア 3勝6敗(9ポイント/-8)
11位:ドミニカ共和国 3勝6敗(9ポイント/-8)
12位:ドイツ 2勝7敗(6ポイント/-12)
13位:タイ 2勝7敗(5ポイント/-15)
14位:韓国 1勝8敗(7ポイント/-20)
15位:フランス 1勝8敗(4ポイント/-20)
16位:ブルガリア 1勝8敗(2ポイント/-20)

構成●THE DIGEST編集部

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