岐阜県内3月単月での外国人宿泊者数…過去最多を記録 コロナ禍前を上回る

高山市街地

  ことし3月の岐阜県内の外国人宿泊者数が新型コロナウイルスの感染が拡大する前の2019年の同じ月を上回り、3月単月として過去最高の13万9560人を記録しました。1カ月間の外国人宿泊者数がコロナ禍前を超えたのも初めてです。

  観光庁が5月末に発表したまとめによりますと、ことし3月に県内のホテルや旅館に宿泊した外国人は延べ13万9560人で、コロナ禍前の2019年の12万1940人を14.4%上回りました。

  新型コロナの感染拡大で3月単月での宿泊者数は、おととしは440人にまで落ち込んでいたものの、去年から回復が進み、ことしは同じ方法で記録を取り始めた2010年度以降で過去最高だということです。

  外国人宿泊者数を国別でみると、台湾が1万2830人、中国が8970人、香港が8360人などとなっています。

  県の担当者は、コロナ禍以降も続けてきたブランディングが功を奏したと分析した上で、「飛騨高山だけでなく、県内全域で観光プロモーションを進め、長期的な滞在を促すとともに、観光消費額のアップにつなげたい」と話しています。

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