日本女子 東京五輪4位の韓国を3-0で圧勝!五輪出場へ負けが許されない一戦をストレートで制す【バレーボールネーションズリーグ】

古賀紗理那 写真:新華社/アフロ

<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)12日 予選ラウンド 第3週1戦目 日本 3-0 韓国 @日本・福岡>

パリ五輪出場権がかかるバレーボールの国際大会、ネーションズリーグ。

6大会連続の五輪出場を狙う世界ランク6位の女子日本代表が12日、東京五輪4位の韓国(同38位)と対戦。

過去の対戦成績は98勝47敗で勝ち越しているものの東京五輪では2-3で敗れている韓国に対して日本は、セットカウント3-0のストレートで快勝。通算7勝2敗とした。

福岡ラウンド第1戦。負けると大きくポイントを落とすため、負けられない日本は、序盤からサーブで攻め、相手に攻撃をさせない。

絶対的エースの古賀紗理那(NECレッドロケッツ)やもう1人のエース石川真佑(イル・ビゾンテ・フィレンツェ/イタリア)の活躍で得点を重ねていく。一度もリードを許さず25-16で第1セットを先取する。

第2セットも日本の勢いが止まらない。

地元福岡出身のミドルブロッカー、荒木彩花(久光スプリングス)のブロックが決まると、石川のパワースパイクも炸裂。

6連続ポイントなどでリードを広げると日本最年長・岩崎こよみ(埼玉上尾メディックス)のサービスエースなどで得点を積み重ね、2セットも奪う。

第3セット、序盤この日初めてリードを許す日本。岩崎の2連続スパイク、そしてブロックで4連続ポイントで逆転するも韓国が3連続ポイントで再逆転。

その後は一進一退が続き、途中から入った宮部藍梨(ヴィクトリーナ姫路)の2連続ポイントで20-20の同点に。

3年ぶりに代表復帰した黒後愛(埼玉上尾メディックス)も石川の代わりにサーバーで出ると、この日一番の盛り上がりを見せる。

大事な終盤、石川が躍動すると、最後は古賀が決めて日本が勝利した。

五輪出場条件である世界ランクのポイントは勝てば加算、負ければ減少。対戦相手の世界ランク、獲得セット数によっても増減するポイントが変動する。

ストレート勝ちした場合はセットを失って勝利するよりも獲得ポイントが多く、さらに、自国より世界ランクが上の国に勝てば多くのポイントを獲得できるが、下の国に負ければ多くポイントが減少する。

韓国に世界ランクで大きく上回る日本は五輪出場へ絶対に負けられない試合を制して4連勝。また一歩パリ五輪へ近づいた。

<ネーションズリーグ 予選ラウンド第3週 第1戦>
日本 3-0 韓国
25-16/25-16/25-23

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