バレー女子 真鍋監督「20点以降の取り方で練習の成果出た」日本が韓国破って快勝発進

 第3セット、指示を出す日本代表・真鍋政義監督(撮影・中田匡峻)

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-0韓国」(12日、西日本総合展示場)

 世界ランク6位の日本が、同38位の韓国と対戦した。近年不振ながら東京五輪でフルセットの末に宿敵に3-0(25-16、25-16、25-23)でストレート勝ち。アジア最上位の同6位を死守し、6大会連続となるパリ五輪出場権獲得に弾みを付けた。

 第1セットからサーブで主導権を握り優勢。第3セットはコンビネーションが乱れて先行を許す展開が続いたが、イタリアリーグを経験した石川真佑(ノバラ)の強烈なスパイクで逆転し、最後はエースの古賀紗理那(NEC)の強打で勝負を決めた。

 真鍋政義監督は「昨年の五輪予選でブラジル、トルコに惜しい試合をしながら勝利をつかめなかった。勝負強さ(の重要性は)は選手に何回も言っている。今年は20点以降の取り方で、ミスなく練習の成果がでたと思う」と手応えを語った。

 ◇パリ五輪の出場枠は「12」。昨年の時点で7カ国(開催国枠のフランス、トルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)が決まっている。残り5枠は、今大会の1次リーグ終了時点(6月17日)の世界ランキングで決定する。日本が五輪出場権を獲得する条件は2通り。①アジア最上位に立つ。②アジア最上位、アフリカ最上位を除く上位3位以内に入る。

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