大坂なおみ、芝大会で6年ぶりに8強! 地元オランダ選手に快勝[リベマ・オープン]

大坂なおみ、丁寧なショットを紡いで快勝し芝大会6年ぶりの8強

現地6月11日、「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス/WTA250)シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の大坂なおみ(フリー/世界ランク125位)は同じくワイルドカードのスーザン・ラメンス(オランダ/同140位)を6-2、6-2のストレートで下し、2018年以来6年ぶりに芝大会で8強入りを果たした。

26歳の大坂は、今年1月の開幕戦でツアー復帰を果たすと、トップ20からも勝利。クレーコートで行われた今年2つ目のグランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)では、初戦を突破し、同大会で3年ぶりの白星を手にした。

同大会2回戦では、2連覇中のイガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)と対戦し、マッチポイントを握りながらも6-7(1)、6-1、5-7と惜しくも敗戦。この勝利で勢いに乗ったシフィオンテクが3連覇を達成している。

苦手とするクレーコートで自信を深め、ウィンブルドンに向けてグラスコート・シーズンも精力的に出場していくという大坂は、キャリアを通じて12大会の出場にとどまっている芝での戦いを迎えた。

その初戦となった今大会1回戦では、世界32位のエリーゼ・メルテンス(ベルギー)を6-2、6-4で下し、2019年以来5年ぶりにグラスコートで白星を挙げている。

2回戦では地元オランダのラメンスと対戦。試合序盤は互いにサービスキープが続く。その中、第6ゲームでワンチャンスを生かした大坂が最初のブレークに成功。膝をしっかり曲げて、ボールの後ろに入って鋭いショットを続けた大坂が、第8ゲームもブレークして6-2で第1セットを奪った。

第2セットでは、ラメンスの最初のサービスゲームでチャンスを握ると、強烈なリターンエースを奪って早々にリード。その後も安定したサービスゲームを披露し、ブレークポイントを迎えることなく、第8ゲームも破って6-2とストレート勝ちを収めた。

6年ぶりに芝大会で8強入りを果たした大坂は、準々決勝で2019年に全米オープンを制して世界4位を記録しているビアンカ・アンドレスク(カナダ/同228位)と対戦。両者は、2019年10月のWTA1000北京で対戦し大坂が5-7、6-3、6-4で勝利しており、約4年8ヵ月ぶりの対戦となる。

© 株式会社キャピタルスポーツ