自動車部品鋳造のアイシン高丘 溶解炉用バイオ燃料量産へ 来年8月からインドネシアで開始

アイシン高丘本社で調印式を開いた(左が奥田社長)

 自動車の鋳造部品を製造するアイシン高丘(本社豊田市)は12日、二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロになる溶解炉(キュポラ)向け燃料「バイオ成型炭」を、インドネシアで2025年8月から量産すると発表した。今年7月に現地のパーム油メーカーと合弁会社を設立し、ボルネオ島に工場を開設する。年間の生産量は1万2千トンで、29年には6万トンまで引き上げる。エネルギー消費量が大きい鋳造業界の二酸化炭素(CO2)排出量削減に貢献する。

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