吉谷彩子&浅川梨奈が「どうか私より不幸でいて下さい」でW主演! 幸せを巡り姉妹が壮絶マウントバトル!

吉谷彩子浅川梨奈が、日本テレビ系で7月9日にスタートするドラマDEEP「どうか私より不幸でいて下さい」(火曜深夜0:24)でダブル主演を務めることが分かった。

「どうか私より不幸でいて下さい」の原作は、2022年に小説投稿サイト・エブリスタで開催した「comico 女性向けマンガ原作大賞」で大賞を受賞し、comicoでコミカライズした、さいマサ氏原作、竹野筍氏作画、ましき氏構成(ネーム)による人気ウェブトゥーン。美人だが平凡で普通の幸せを望む主婦の景子と、景子が不幸でいることが何よりの快感だという妹の志保。「幸せとは?」という人にとって根源的なテーマをもとに、2人が織りなすドロドロとしたマウント合戦が展開。特に妹の志保は、姉が不幸になるためならどんな手でも使う狂気じみた強烈なキャラクターで、現実離れしているような…それでいて当たり前にある人間の「他人の幸せをねたむ心理」が鮮烈に描かれる。

妹が仕掛ける悪意の数々により知らず知らずのうちに不幸に引き込まれていく姉。結婚1年目で専業主婦として幸せな生活を送る景子。彼女にはエリートで優しい夫の信一、気心知れた親友の由香、そして、景子の幸せを心から願ってくれる妹の志保と周囲の人々にも恵まれて景子は幸せになるはず…だった。しかし、景子は信一の態度や行動から浮気を疑うように。由香にも「結婚は1年目が危ない」と意味深な忠告をされ、その疑念は膨らむ。ある日何げなく見てしまった夫のスマートフォン…そこには親友である由香からのメッセージが。さらに志保が信一と由香の逢瀬の現場を目撃。浮気相手は由香!? 彼女を信じていた景子は親友の裏切り行為にショックを受け、孤独感を募らせていく。

だが、本当の黒幕は別にいた。信一と由香は浮気などしておらず、信一と浮気を繰り返したのは誰であろう実の妹の志保だったのだ。「お姉ちゃんにはずっと不幸でいてほしい」「そのために幸せの絶頂になるのをずっと待ってた」。景子が幸せを手に入れた今、志保の姉を不幸のどん底にたたき落す、醜い計画が始まっていたのだった。“姉から夫を奪い、親友を奪い、不幸のどん底に落ちていく姉を支えるフリをして一番近くで見ていたい”そんな志保のゆがんだ欲望の毒牙に景子はかかっていく。そして、景子も次第に本当の敵は実の妹である志保だと気付いていく。

姉妹が繰り広げるドロ沼不倫劇の行く末は果たしてどうなるのか? その結末はハッピーエンドか? バッドエンドか? 狂気じみた欲望で姉を陥れる妹と幸せを取り戻したい姉の壮絶マウントバトルが幕を開ける。

吉川が演じるのは、姉の名取景子。専業主婦で栄養士の資格を持っており、以前は大手メーカーで食品開発の仕事をしていたが、エリート銀行員の信一との結婚を機に退職。家事全般、特に料理が得意な良妻である。幼い頃から成績優秀、ひかえめな性格で、派手さはないが美人である。8歳下の妹を幼い時からかわいがっており、大きくなってからはどんなことでも相談できる唯一無二の存在だと信じているが…。

そして、妹の相原志保を浅川が務める。景子の妹。姉とは8歳離れているため、産まれた時からお姫様のように育てられた。家族のマスコット的存在で、何でも姉が面倒を見てくれたおかげで、一人では何もできない甘えっ子に育つ。大きくなると両親はその甘えをとがめるようになり、そして何かにつけて出来のいい姉と比べられて来た。そのうちに姉に対する強い劣等感を抱くようになると同時に、何もできないのは姉のせいだと考えるようになる。

吉谷は、「初めてお話を読ませていただいた時は、かなり攻めた内容だなと思いました。演じ方によっては、いろいろな捉え方を皆さんができる役だと思ったので、共演者とのバランスを見ながらしっかり演じなければならないなと、少しプレッシャーもありました」とオファーを受けた際の心境を明かし、「景子はとにかく優しく純粋で、人を信じすぎてしまうところがあります。優しさが時に人のねたみや嫉妬の感情に変換させてしまうことも、純粋が故に気が付かない。それがいい意味でも悪い意味でも“景子”であり、そこのリアリティを感じていただけたらと思います」と役柄についてコメント。

そして、「景子と志保の感情がジェットコースターのように加速していく物語展開、老若男女問わずいろいろな方に楽しんでいただける作品だと思います」と幅広い視聴者に向けた作品であることを強調する。

一方、「不倫を題材にした漫画やドラマなどを見る機会も多く、いずれ経験してみたいジャンルだったので念願がかないうれしい気持ちとともに、自分の中で大きな挑戦になるなと思いました」と語る浅川は、役柄について、「志保はとても愛らしい子だと思います。志保が幼少期から抱えることになってしまった想いを私が寄り添って一緒に抱えてあげたいと思いながら演じています。二面性のある役柄なのですが、そこを表現する演出が新鮮でとても面白いのでぜひ注目していただきたいです」とアピール。

視聴者に向け、「深夜、ふと目に入った時にどこか見入ってしまう、そんな作品になればうれしいです。姉妹の関係性のゆがみをぜひ楽しんでください。全11話、展開が早いのでぜひお見逃しなく」と見逃さないようにと呼び掛けている。

原作のさいマサ氏は、「自分が書いた小説がコミカライズを経てドラマ化される、しかも一作目から欠かさず見ている『ドラマDEEP』ということで、驚きと喜びでいっぱいです。『どうか私より不幸でいて下さい』という思いは、誰もが心に飼っているもの。けれどいくら他人と比べても、どれだけマウントをとっても、本当の幸せを手に入れることはできない。幸せかどうかは、自分自身の生き方によって決まってくるものだと思います。そのことをドラマを通じて伝えたいと、脚本家の先生とプロデューサーさんと相談し、ドラマならではのストーリーが完成しました。姉妹の切っても切れない究極のどろどろバトル、そして小説とも漫画とも違う、オリジナルのラストをぜひお楽しみください。この作品に関わってくださった方、読んでいただいた読者の方、すべてに感謝です」とドラマ化への思いと感謝を伝える。

また、竹野氏、ましき氏からは、ドラマ化おめでとうございますこの作品にかかわれたことをあらためて光栄に思います。原作ファンの1人としてもとても楽しみです」(竹野氏)、「『どうか私より不幸でいて下さい』ドラマ化決定誠におめでとうございます。情報をいただいた時から今もずっと驚きと喜びで胸がいっぱいです。読者の皆さま いつも本当にありがとうございます。引き続き、作品を存分にお楽しみいただけますと幸いです」(ましき氏)とそれぞれコメントが記されたイラスト&コメントが到着している。

作品を手掛ける伊藤裕史プロデューサーは、「『人にとって幸せとは…?』これは人生の永遠のテーマとして、古来より語られていて、“幸せ”にまつわる格言は数多く存在します。そんな人の幸せにまつわる『どうか私より不幸でいて下さい』という原作をドラマ化することになりました。原作は人間のねたみや劣等感、自己憐憫(じこれんびん)といった感情が生々しく描かれており、読んだ人に深く共感を呼び起こす小説・漫画となっている人気作品です。ドラマ化にあたっては、その繊細な心情描写を大切にしつつ、さらに深い人間ドラマを描いていきます」と作品について紹介。

主演2人の起用については、「深い人間ドラマを描くために、役柄を繊細かつ深く理解して、姉妹の心情をリアルに表現できる、優れた演技力を持つ方にお願いしたいと考え、吉谷彩子さんと浅川梨奈さんにお願いしました」と言い、「吉谷さんは繊細な感情の描写から力強い演技まで幅広くこなすことができ、また常に役作りに全力を注ぐ姿勢は、姉・景子の持つ資質を表現するのにピッタリだと思っています。そして本ドラマのオファーを快諾いただけたことで素晴らしいドラマ作品になることが確信できました。また浅川梨奈さんは、その若さに反して驚くほど演技が成熟されており、またキャラクターへの深い理解があることに定評があることから、非常に難しい二面性を持つ妹の志保役をお願いしました。吉谷さんと浅川さんが演じることでドラマに新たな魅力をもたらしてくれ、本作の世界観やキャラクターの心情がより具体的に伝わり、視聴者の心に深く響くと思います」と吉谷、浅川の魅力に触れる。

続けて、「ドラマ『どうか私より不幸でいて下さい』が視聴者の皆さまにとって、ただのエンターテインメントドラマではなく、『自分にとって幸せとは?』を考えるきっかけになれば幸いです。そして、この作品を通して、私たち人の持つ弱さや美しさを感じ取っていただければと思います。火曜プラチナイト枠、日本テレビのDEEPな深夜にぜひご期待ください!」とメッセージを寄せている。

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