【関東オークス】田口貫太「強い内容だった」レース後ジョッキーコメント

6月12日、川崎競馬場で行われた交流G2・関東オークス(ダ2100m)は、田口貫太騎乗の1番人気、アンデスビエント(牝3・栗東・西園正都)7馬身差の圧勝。人馬ともに嬉しい重賞初制覇となった。

関東オークス、勝利ジョッキーコメント
1着 アンデスビエント
田口貫太騎手
「素直に嬉しいです。これだけの重賞で1番人気になる馬を任せてくださったオーナーさんはじめ、西園先生、また厩務員さん、生産者の方に、皆さんに感謝したいなと思います。ナイター自体は全然苦にしていない感じだったんですけど、レースでは終始ちょっと物見しながらでしたけど、最後はしっかりと走り切ってくれて、 馬がほんとに頑張ってくれました。番手でもいいかなとも思ってましたけど、本当にスタートが良くて楽にハナ取れる形だったので、もうあとはマイペースで行こうと考えてました。ペースもだいぶゆっくり入れましたし、向こう正面で合わせに来られた時にもしっかりと馬が反応してくれて、そこからは終始集中して走ってくれて、本当に強い内容だったなと思います。前走を勝たせていただいた時も3・4コーナーからグッとハミ取る形だったので、馬を信じて乗りました。まだまだ3歳牝馬ということもありますし、成長力があると思うので、これからもまだ頑張ってくれるかなと思います。今日は遅い時間にもかかわらず、これだけ多くの方々に集まっていただきありがとうございます。そして、これだけ大舞台に乗せていただいた関係者もそうなんですけど、今日は自分の母親が誕生日ということもあって、ほんとにここまで育ててくださった両親はじめ皆さんに感謝して、これからはもっともっと海外でも騎乗できるジョッキーになりたいと思ってますので、ぜひ応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

西園正都調教師
「元々精神的にも落ち着いた馬なので、ナイターとか環境の変化、小倉の新馬戦でも輸送で結果を出していますので心配はしていませんでした。ジョッキーには自分のレースで普段通り乗ってこいということで、上手く行きましたので良かったです。お母さんもエンプレス杯を勝って引退しましたし、この馬も引っかかる馬ではなく、ハナにいくと自分で息を入れて競馬が出来る馬なので、行けるようならハナに行ってラチを頼っていけよということで、4コーナーでは安心して勝てるなと思っていました。距離も順応出来ますし、お母さんの後を継げるように育てていきたいなと思います。皆様の応援のおかげで強い競馬が出来ました。これからもアンデスビエントの応援をよろしくお願いします」

2着 ミスカッレーラ
御神本訓史騎手
「スタートも出たし、まだまだ487キロで馬体重も戻り切っていない中で、適距離ではない中でこれだけのパフォーマンスが出来たのも収穫でした。復調の兆しは見えてきたと思います」

3着 グラインドアウト
赤岡修次
「向こう正面で手前が替え辛かったので、その辺りが改善されていけばもっと走ると思います。体が出来上がっていないのでこれからですね。最後は脚色が一緒でした」

8着 イゾラフェリーチェ
戸崎圭太騎手
「向こう正面に入って手応えが怪しくなりました。ダートを噛めていないというか、ダートでも勝ってはいるのですが、パワーというよりは芝の軽い方がまだよい感触でした。能力的にはこんなに負ける馬ではないと思います」

石川裕「砂が合わないのかなという感じ…」

関東オークス・クリスマスパレードと石川裕紀人騎手 (C)Hiroki Homma

9着 クリスマスパレード
石川裕紀人騎手
「返し馬から砂が合わないのかなという感じがしましたし、取りたいポジション取れて、理想の競馬は出来ました。道中の進みもそんなに良くなかったです。そこまで負ける馬ではないと思うので、本来の芝でまたこの馬の土俵で頑張っていければ良いと思います」

10着 メイショウヨシノ
団野大成騎手
「途中から右前の歩様に違和感を感じて、そこで一気についていけなくなったので、可哀想な競馬になりました。また立て直して頑張れたらと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

6月12日、川崎競馬場で行われた11R・関東オークス(Jpn2・3歳オープン・牝・ダ2100m)は、田口貫太騎乗の1番人気、アンデスビエント(牝3・栗東・西園正都)が快勝した。7馬身差の2着にミスカッレーラ(牝3・船橋・川島正一)、3着にグラインドアウト(牝3・高知・田中守)が入った。勝ちタイムは2:18.5(良)。

2番人気で石川裕紀人騎乗、クリスマスパレード(牝3・美浦・加藤士津八)は、9着敗退。

7馬身差完勝

関東オークス ゴール前直線 (C)Hiroki Homma

田口貫太騎乗の1番人気、アンデスビエントが嬉しい重賞初制覇を飾った。直線では手応えよくライバル突き放してのを完封。7馬身差の勝利で、鞍上の田口貫太騎手も嬉しい重賞初制覇となった。

アンデスビエント 6戦3勝
(牝3・栗東・西園正都)
父:ドレフォン
母:アンデスクイーン
母父:タートルボウル
馬主:グリーンファーム
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 アンデスビエント 田口貫太
2着 ミスカッレーラ 御神本訓史
3着 グラインドアウト 赤岡修次
4着 シンメルーブス 西啓太
5着 プリンセスアリー 森泰斗
6着 ローリエフレイバー 笹川翼
7着 スピナッチバイパー 達城龍次
8着 イゾラフェリーチェ 戸崎圭太
9着 クリスマスパレード 石川裕紀人
10着 メイショウヨシノ 団野大成
11着 アンバーシュガー 藤原幹生

© 株式会社競馬のおはなし