神戸市北区高2刺殺 遺族が元少年と両親に約1億4900万円の損害賠償を求め提訴

14年前、兵庫県神戸市北区で高校2年生の男子生徒が刺殺された事件で、遺族が1審で有罪判決を受けた元少年と両親に対し、約1億4900万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

会見する堤将太さんの父親

この事件は2010年10月、兵庫県神戸市北区の路上で高校2年生の堤将太さんが当時17歳だった男(31)に刃物で刺され、殺害されたものです。

男は事件から11年後に殺人の疑いで逮捕され、一審の神戸地裁は2023年、懲役18年を言い渡しましたが、男は判決を不服として控訴しています。

堤さんの遺族は6月12日、会見を開き「両親が男への監督や指導を尽くしていれば、犯行を防げた」などとして男と両親に対し、約1億4900万円の損害賠償を求めて、2024年3月に提訴したと述べました。

第1回口頭弁論は8月22日に行われます。

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