古着をアップサイクル 生徒がモデル体験 下妻一高・付属中 茨城

ランウエー中央でポーズを決めるモデル役の生徒=下妻市下妻乙

古い着物や帯などを活用して作った衣装を紹介する「アップサイクル・ファッションショー」が7日、茨城県下妻市下妻乙の県立下妻一高・付属中で開かれた。プロのモデルに生徒や教職員らも加わり、約40人が華やかなドレスやパンツ姿で登場。体育館内に設けたランウエーをさっそうと歩き、見守った生徒から拍手や歓声が上がった。

持続可能な開発目標(SDGs)への関心の高まりから、注目を集めるアップサイクルについて、実体験を通して学んでもらうのが狙い。同校の文化祭の催しとして企画された。

用意した衣装は着物や帯の他、廃棄する予定のソファ生地や布などで仕立てた既製品。好みの衣装を身に着けた生徒らは、ランウエーの中央で立ち止まり、笑顔でポーズを決めるなど、初めてのモデル体験を楽しんだ。

インドネシアの古布を使ったロングワンピースで参加した高校3年の住谷明日香さんは「アップサイクルについてみんなの理解が深まればうれしい。ランウエーでたくさん歓声を浴びて自信も付いた」と感想を話した。

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