マクニカ、 中堅・中小企業向けにISMS認証/Pマークの取得・運用の効率化を図る「SecureNavi」を提供

by 三柳 英樹

株式会社マクニカは12日、SecureNavi株式会社と代理店契約を締結し、「情報セキュリティマネジメントシステム認証(以下、ISMS認証)」や「プライバシーマーク(以下、Pマーク)」の取得・運用を効率化するクラウドサービス「SecureNavi」を提供開始すると発表した。

SecureNaviは、数百社のノウハウを元に、ISMS認証取得の効率化に特化した機能を提供し、業界ベストプラクティスに沿ったISMS認証の構築・運用を実現する。ISMS認証取得に必要なものを全てSecureNavi上で一元管理することで、リスクアセスメントや従業員教育、内部監査などの煩雑な取り組みを効率化でき、ISMS認証取得に必要な作業時間を従来の取得方法より約46%削減できるとしている。

ISMS認証の維持に必要な大量の文書ファイルを統合してSecureNavi上で管理できるため、文書管理やバージョン管理の負担を軽減し、認証維持・更新審査前の準備の効率化、情報セキュリティ担当者の日々の業務を効率化する。また、ISMS認証を取得している企業は2025年10月25日までに新規格への対応を行う必要があるが、SecureNaviを活用することで新規格への対応もスムーズに実施できる。

Pマークの取得に向けても、取得に必要な取り組みを体系化し、ステップごとに必要な入力や選択を行うだけで、取得の準備ができる。大量な文書の取り扱いが不要になるため、担当者の負担を軽減し、初めての担当者でも簡単に進められる。SecureNaviへの情報集約により、担当変更時の引き継ぎもスムーズに行えるなど、属人化を防げる。

マクニカは、ISMS認証取得を目指す中堅・中小企業向けに、顕在化したリスクに対して、厳選したツールとサポートをワンパッケージで提供する「ITまるごと支援サービス」を提供し、伴走型で支援する。SecureNaviによる企業全体の情報セキュリティガバナンスの強化の推進と、ITまるごと支援サービスによるさまざまなセキュリティリスクや脅威に強い体制の継続的な支援で、企業価値と事業継続性の向上に貢献していくとしている。

SecureNaviとマクニカの協業による効果

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