桂ざこばさん死去 娘・関口まいがコメント発表、父子共演も人気に…ファンに感謝【全文】

桂ざこばさん(C)ORICON NewS inc.

上方落語家の桂ざこば(本名・関口弘)さんが12日、喘息のため亡くなった。76歳だった。同日、所属していた米朝事務所が報道各社に公表した。娘で、俳優・タレントの関口まい(41)は、所属事務所を通じてコメントを発表した。

娘・まいは「この度、父 桂ざこばが永眠しました。あまりに急なことで、心の整理は出来ていません」と切り出し、「父との思い出は語りきれないほど沢山あります」と、父との思い出を吐露。

「ファンの皆様と同じように、私も桂ざこばの落語の大ファンで、もうあの落語が聴けなくなるのかと思うと寂しくて仕方ありませんが、お父さんの落語はきっとお弟子さん達が継いでいってくれることと思います。 永年、桂ざこばを応援して戴きまして、本当にありがとうございました」と伝えた。

ざこばさんは1947年9月21日、大阪市生まれ。63年、三代目桂米朝さんに入門。桂朝丸時代を経て、88年に二代目桂ざこばを襲名。上方お笑い大賞、上方お笑い大賞、大阪市民表彰受賞などを受賞した。愛を込めた忌憚(きたん)のない物言いで、バラエティー番組などでも幅広く愛された。まいとは父子でたびたび共演し、そのやりとりも人気だった。

■関口まい コメント全文
この度、父 桂ざこばが永眠しました。あまりに急なことで、心の整理は出来ていません。父との思い出は語りきれないほど沢山あります。6年前に父は脳梗塞という大病を患い、必死のリハビリで高座に復帰しました。その際に、父のファンの皆様から私へ、数々の応援と励ましのメッセージを戴きました。それを父に伝えると、父も大変喜び、父娘でどれだけ励みになったことか、忘れることは出来ません。ファンの皆様と同じように、私も桂ざこばの落語の大ファンで、もうあの落語が聴けなくなるのかと思うと寂しくて仕方ありませんが、お父さんの落語はきっとお弟子さん達が継いでいってくれることと思います。 永年、桂ざこばを応援して戴きまして、本当にありがとうございました。

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