故イ・ソンギュンさん遺作の公開日が決定…ディザスターパニック映画『脱出』が7月公開へ

故イ・ソンギュンさんの遺作の公開日が決まった。

ディザスターパニック映画『脱出:PROJECT SILENCE』の公開日が7月12日に決定し、メインポスター、メイン予告が公開された。

本作は、濃い霧により玉突き事故が起きた崩落危機の橋を舞台に、解放された統制不能な軍事用実験犬から生き残るために極限の死闘を繰り広げる人々の物語。

メインポスター2種は、監視カメラの画面越しに、史上最悪の災害に直面した様々な人物が登場。留学に行く娘ギョンミン(演者キム・スアン)と、娘を見送るために空港に向かっていた国家安保室の行政官ジョンウォン(演者イ・ソンギュンさん)、玉突き事故の話を聞いて駆け付けたレッカー技師チョバク(演者チュ・ジフン)、そして秘密裏に行われた「PROJECT SILENCE」の責任研究員ヤン博士(演者キム・ヒウォン)だ。

(画像提供=CJ ENM)
(画像提供=CJ ENM)

緊張した表情のキャラクターの上には、「生存者全員がターゲットになる」というコピー、そして赤い「WARNING」の文字が添えられ、彼らが直面した危機を推察させる。

併せて公開されたメイン予告は、全速力で車に突進する統制不能の軍事用実験犬と、これに唖然とするジョンウォンとギョンミンの姿から始まる。濃い霧の中、玉突き事故で阿鼻叫喚の混乱に陥り、全生存者が実験犬の無差別攻撃の対象になる災難が相次いで押し寄せる。

(画像提供=CJ ENM)

豪華キャストに加え、『グッバイ・シングル』のキム・テゴン監督、『パラサイト 半地下の家族』のホン・ギョンピョ撮影監督、『神と共に』シリーズのVFXを担当したデクスタースタジオ、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のパク・ジュソクシナリオ作家、『ただ悪より救いたまえ』のイ・ゴンムン武術監督、『1987、ある闘いの真実』のハン・アルム美術監督など、実力を備えたクリエイターが集結している。

◇イ・ソンギュンさん プロフィール

1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。2023年12月27日、48歳でこの世を去った。

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