「処罰より “再犯防止”に焦点」…ベトナム最高裁、青少年犯罪者に「電子足輪」を提案

ベトナム最高裁は青少年犯罪者の再犯を防止するため、「電子足輪の着用」など電子監視措置の適用案を提案した。

11日(現地時間)ベトナムメディア“VNエクスプレス”によると、ベトナム最高裁のグエン・ホア・ビン長官は今月6日、電子監視措置の適用に関する法案の草案をベトナムの国会に提出した。

この法案は、青少年犯罪者に対し電子監視措置を適用し、当局が召喚すれば必ず出席するようにする内容が盛り込まれている。電子監視を受ける人は逃走ができず、いかなる召喚にも応じなければならず、これを破れば収監されることになる。

ベトナム最高裁は「青少年犯罪者を扱う手続きが依然として処罰中心であるため、彼らが再犯を引き起こす要因となっている」と指摘した。

VNエクスプレスは「電子足輪や電子腕輪などの電子監視はすでに米国や韓国などで活用されていて、韓国では2008年に導入された電子足輪が大衆の懸念を和らげ、再犯を減らす効果を上げるものとなっていると、ベトナム当局はみている」と説明した。

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