英首相、責任転嫁で批判 有権者参加の公開討論会で

12日、英総選挙に向けて民放スカイニューズ・テレビの討論会で質問に答えるスナク首相=英東部グリムズビー(Stefan Rousseau/PA通信、共同)

 【ロンドン共同】英総選挙を前に与党保守党党首のスナク首相は12日、二大政党党首による公開討論会で、経済や福祉政策を巡って労働組合に責任転嫁するような発言などを繰り返し、会場からブーイングを浴びた。放送直後の視聴者調査では64%が野党労働党のスターマー党首が好印象だと回答。支持率が低迷する保守党にとって痛手となりそうだ。

 討論会はスカイニューズ・テレビが主催。スナク氏は、就任時に掲げた債務削減の公約を果たしていないと指摘され「時間がたてば下がるはずだった」と返答、失笑された。公的医療の受診待機患者が増えたとの指摘には、若手医師のストライキが影響していると主張し、ブーイングが起きた。

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