ホールドアウトを見送りブロンコスとの新契約を希望するWRサットン、「ここにいたい」

デンバー・ブロンコスのコートランド・サットン【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

ワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンは以前に発言していた通り、現地11日(火)にデンバー・ブロンコスの参加必須のミニキャンプに参加したが、新しい契約を求める姿勢は変わらないようだ。

サットンは自主参加のオフシーズンワークアウトを欠席したものの、参加必須のミニキャンプには出席し、科される可能性があった10万1,716ドル(約1,594万円)の罰金を回避した。ベテランレシーバーであるサットンは、自分の主張を強調するためにミニキャンプを欠席する必要はなかったと語っている。

『Associated Press(AP通信)』によると、サットンは「その点はすでに伝えている。解決策が見つかることを期待しているんだ・・・だって、俺はここにいたいし、お互いにそう思っていることを願うよ」と話したという。

サットンは火曜日に実施されたミニキャンプで一度だけルートを走った後、リハビリ中の選手たちとサイドフィールドでトレーニングを行い、サイドラインからチームの練習を見守っていた。サットンがケガをしないように、徐々に調整を進めることが計画されている。

ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンは「彼はいい状態だが、いきなり全力でプレーさせるのは避けたいから、慎重に進めているよ」と述べた。

サットンの現行契約はあと2年残っているものの、保証額はわずか200万ドル(約3億1,351万円)。2024年の基本給は1,300万ドル(約20億3,789万円)で、2025年には1,350万ドル(約21億1,628万円)を受け取る見込みだ。ワイドレシーバーの契約金が急騰する中、28歳のサットンはブロンコスにとどまるべく、契約の見直しを望んでいる。

トレードのうわさはある一方で、サットンが自身の契約条件を満たしてくれるチームへのトレードを要求したという報道がないのは注目に値する。サットンは一貫してブロンコスにとどまりたいという意思を示しているのだ。

サットンはトレーニングキャンプが始まる前に契約を結ぶことについて「どうなるか見てみよう。まだ話をまとめる時間があと1カ月ある。うまくいくことを願っているさ・・・だって、俺はここにいたい。ここが俺の居場所なんだ。ここでロンバルディトロフィーを掲げたい。ここで引退したいんだ。ブロンコスのリング・オブ・オナーに名前を連ねたい」とコメント。

2018年のドラフト2巡目で指名されたサットンは、ブロンコスで過ごした6シーズンでプロボウルに1回選出された。サイドライン際での巧みなプレーと競り合いの強さを持つサットンは、昨シーズンにレシーブ59回で722ヤードをマークし、キャリア最高のタッチダウン10回を記録している。

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