ドクターイエロー、2025年1月から順次引退 N700Sで機能代替へ

JR東海とJR西日本は、新幹線の電気設備や軌道設備の検測車両「ドクターイエロー」について、老朽化に伴い数年以内に運行を終了すると発表した。検測専用の後継車両は製造しない方針だという。

JR東海が保有する923型0番台(T4編成)は2025年1月に、JR西日本が保有する923型3000番台(T5編成)は2027年以降をめどに運行を終了する。JR東海は運行終了に際し、体験乗車や撮影会、記念グッズの販売などを実施するとしている。

T4編成は2001年9月、T5編成は2005年に運行を開始。約10日に一度、交互に走行して交互東海道・山陽新幹線の検測を行っている。2027年まではT5編成のみで検測を行い、同編成の引退後はN700Sに搭載する検測機能で代替する方針。

© Traicy Japan Inc,