世田谷区、同性カップルの住民票に事実婚表記を検討 続柄欄に「夫(未届)」など検討

東京・世田谷区の保坂区長は同性カップルの住民票の続柄欄について、異性間の事実婚世帯と同じように「夫(未届)」などとする記載を検討すると明らかにしました。

世田谷区はこれまで同性カップルは「縁故者」と記載していましたが、保坂区長は6月11日の区議会一般質問で上川あや区議の質問に対し、同性カップルの住民票について、異性間の事実婚世帯と同じように「夫(未届)」などとする記載を検討すると明らかにしました。

保坂区長は「当事者の実情により近いものになると考え、取り入れていきたい」と述べ、世田谷区で早急に具体的な検討に取りかかるとしました。

世田谷区と渋谷区は2015年に全国に先駆けてパートナーシップを導入し、各地に広がっています。また、杉並区も7日の区議会で岸本区長が「さまざまな影響が考えられるが、希望する当事者に寄り添っていきたい」として「制度との整合性を図りながら検討していく」と述べていました。

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