今年10月、那智勝浦町の魚市場で開催されるオペラコンサートに向け、出演する合唱団員たちが練習に取り組んでいます。
那智勝浦町は、文化の振興のため「さわかみオペラ芸術振興財団」の協力で、勝浦漁港の魚市場を利用したユニークな「生まぐろ市場オペラコンサート」を、令和3年から開催しています。
3回目となる今回は、初めて地域住民による合唱団を結成。先月26日には那智勝浦町福祉健康センターで、初めての練習が行われ県南部や三重県などからおよそ40人が参加しました。
講師は、イタリアの舞台で活躍するテノール歌手 武井基治さんが務め、参加者は武井さんから発声方法などプロの歌手のテクニックを教わった後、パート別に分かれ世界で最も人気のあるオペラのひとつ「カルメン」の練習に取り組んでいました。
参加者「大きな声を普段出すことがないので、身体を使って声を出すということをやって楽しいです」「発声から今まで自分が思っていたのと、まったく違う方向で教えて頂けるので、すごく勉強になります」
指導する武井基治さん「皆さんどのくらい歌えるのかと思ったんですが、非常に声も出てるし意欲的にやって頂いている。練習回数は8回しかないんですが、これは大成功するのではないかという気持ちで練習しています」
「さわかみオペラin紀州勝浦生まぐろ市場コンサート」は、今年10月19日午後4時から勝浦地方卸売市場で行われます。
6月16日に、2回目の練習が予定されていて興味のある方は、那智勝浦町教育委員会まで問い合わせてほしいとしています。
(電話 0735-52-4686)