2023年マカオ廉政業務報告公布…政府補助金の不正受給事案が大幅減

マカオ廉政公署の陳子勁コミッショナー(左)からマカオ特別行政区の賀一誠行政長官へ「2023年マカオ廉政公署業務報告」を提出=2024年6月12日(写真:CCAC)

 6月12日付のマカオ特別行政区公報(官報に相当)に2023年廉政公署(汚職捜査機関、CCAC)業務報告が掲載された。

 報告によれば、2023年の立案件数は249件で、内訳は反汚職が102件、苦情及び不服申し立てが123件、域外法執行機関の要請による捜査協力が24件だったとのこと。

 CCACでは、以前に数多く見受けられた政府補助金の不正受給事案の数が大幅に減少し、対策が段階的に成果を挙げているとの見方を示した。

 なお、昨年立案されたケースの中で警備会社が絡む事案が多く、政府部門を欺く不正署名、就労ビザ枠の割り当てを取得するための文書偽造、私的贈収賄を伴う内部管理などがあったという。

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