神山健治が監督を務める『ロード・オブ・ザ・リング』新作アニメ映画のキャラクター写真が公開

現地時間6月11日(火)、フランスで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭にて、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ初となるオリジナル長編アニメーション映画『THE LORD OF THE RINGS:THE WAR OF THE ROHIRRIM(原題)』の記者会見が行なわれ、世界初となる映像と主人公ヘラ王女ほか、主要キャラクターの写真3点がお披露目となりました。

本作は、「指輪物語 追補編」の一部であるローハンの最強の王ヘルムについての記述を膨らませたオリジナル・ストーリー。『ロード・オブ・ザ・リング』の183年前の世界を舞台に、実写映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で映像化された“一つの指輪”をめぐる壮大な冒険へとつながる、知られざる伝説の戦いが描かれます。監督には、『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズなどで知られる神山健治が抜擢。今年12月に全国公開となります。

J.R.R.トールキンの傑作原作を基に、ピーター・ジャクソンによって映画史にその名を刻んだ名作『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ3部作。冒険の始まりを描いた第1作『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)は、ファンタジー映画の概念を根本から覆し、米アカデミー賞®にて、作品賞、監督賞、イアン・マッケランの助演男優賞を含む計13部門にノミネート、4部門を受賞(撮影賞、視覚効果賞、メイクアップ賞、作曲賞)。続く第2作『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は、作品賞はじめ6部門ノミネートで2部門を受賞(視覚効果賞、音響賞)。そしてシリーズ完結となる第3作『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』では、最多11部門ノミネートで、なんと全11部門総なめの受賞の快挙を達成(作品賞、監督賞、脚色賞、作曲賞、歌曲賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、音響賞、編集賞)。日本をはじめ全世界でも空前の大ヒットとなり、累計の興行収入は約29億8000万ドルを超え、その伝説はいまだに語り草となっています。

本作は、伝説の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、その前日譚『ホビット』3部作を手掛けたニューライン・シネマが、ワーナー・ブラザース・アニメーションと組み映画化。注目すべきは、監督に、『東のエデン』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『精霊の守り人』で知られる神山健治が、このハリウッド映画の超大作に大抜擢されたこと。アニメーション制作は『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』、アニメ『ULTRAMAN』、『ブレードランナー:ブラックロータス』などで知られるStudio Sola Entertainmentが手掛け、同社のジョセフ・チョウがプロデューサーに参画。さらに、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、『ホビット』3部作全ての脚本を手掛け、ピーター・ジャクソンと共に“中つ国”の世界を創造したフィリッパ・ボウエンもプロデューサーを務めます。

世界を支配する力を持つ“一つの指輪”をめぐって、人間、エルフ、ドワーフ、ホビットらさまざまな種族たちのエモーションナルな生き様を描き切った『ロード・オブ・ザ・リング』3部作へとつながる『THE LORD OF THE RINGS:THE WAR OF THE ROHIRRIM(原題)』。3部作の183年前の“中つ国”を舞台に、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場した騎馬民の国ローハンの伝説として語られた戦いや、ファンにはおなじみの〈角笛城〉や〈ヘルム峡谷〉の由来も明らかに。

今回、全世界で解禁となった場面写真では、日本の古き良き画でローハン王家のメンバーが初公開。主人公・王女ヘラの美しくも強い瞳で敵に立ち向かう姿と、その背後に垣間見える敵の姿も気になるところ。ヘルム王を囲む3人の子供たち、ヘラ、ハレス、ハーマ。そして幼馴染にして最大の敵になってしまうウルフの射貫くような目など、ヘルム王一族の運命、そしてヘラとウルフの宿命の対決に想像が掻き立てられる写真となっています。

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