制服姿の桜田ひよりと細田佳央太のはかない表情 『あの子の子ども』ポスタービジュアル完成

6月25日よりカンテレ・フジテレビ系で放送がスタートする桜田ひより主演の火ドラ★イレブン『あの子の子ども』のポスタービジュアルが公開された。

本作は、第47回講談社漫画賞・少女部門(2023年度)を受賞した蒼井まもるの同名少女漫画をドラマ化する“ラブストーリーの一歩先”の物語。“高校生の妊娠”をテーマに、妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップルの姿を描く。

桜田が演じるのは主人公・高校2年生の福(さち)で、幼なじみの恋人・宝を細田佳央太が演じる。2人の関係は親も公認で、別々の高校に通いながら穏やかな青春時代を過ごしていた。やがて、自然な流れで2人は、恋人として愛し合い、結ばれる。しかし、ある日、避妊に失敗してしまい、その後、体の異変に気が付き福の妊娠が発覚する。決してなかったことにできない現実に悩み、葛藤する2人。本当に子どもを産んで育てられるのか。そんな根源的な問いを突き付けられた“まだ子ども”の福と宝は……。

公開されたポスタービジュアルには、爽やかな青空とは裏腹にどこかはかなげな表情の制服姿の福(桜田ひより)と宝(細田佳央太)の姿が。強さと弱さ、決意と不安、相対するものが混在する2人の表情。2人はいったい何を思い、その瞳の先には何が映っているのか。

ポスタービジュアルが撮影されたのは、5月中旬の爽やかな朝、都内某所の屋上。この日、午後には天候が崩れたが、朝の数時間だけ、天気の神様がほほえんだ“束の間”の撮影だった。スチールカメラマンはファッション誌や広告などを手がけるオノツトム。大きな広告物にも耐えられるよう、6×4.5 (ロクヨンゴ)のフィルムで撮影され、その写真の中から、カメラマン、デザイナーとスタッフとでセレクトした中から、この1枚が決まった。デザイナーの岡田和朗はこのポスターについて「テーマは【命の予感】。16歳でお腹に宿した命の予感。迷いや葛藤を持ちながらも、懸命に前を向いて生きようとする2人の、未成熟な決意の瞬間を写真で切り取りました」とコメントしている。

(文=リアルサウンド編集部)

© 株式会社blueprint