デュラン・デュラン、『Rio』アートワークのインスピレーションとなった女性の正体が判明

デュラン・デュランが1982年にリリースしたセカンド・アルバム『Rio』のアートワークにインスピレーションを与えたファッション写真と女性モデルの正体が明らかになった。女性はデュラン・デュランのファンだったが、自分の写真がもとになっていることに、42年間気づいていなかったという。

『Rio』のアルバム・カヴァーでは、アメリカ人の画家/イラストレーター、Patrick Nagelが描いた笑顔の女性がフィーチャーされている。Nagelは1984年に38歳で亡くなっており、これまでインスピレーションの源は公表されていなかったが、彼のファン/リサーチャー(@nagel_angel)が長い時間を費やし、探し当てることに成功。インスタグラムでNagelの作品を紹介しているファン・アカウント(@patricknagelarts)が、デュラン・デュランのメンバーの1人、ニック・ローズの誕生日(6月8日)に発表した。

それによると、『Vogue Paris』(1981年2月)に掲載された写真がもととなっており、女性の正体は、当時モデルの仕事をしていたMacie Huntさんだという。Nagelのテクニカル・アート・アシスタントだったBarry Hahn氏から確認が取れたそうだ。

デュラン・デュランが、このニュースを彼らのインスタグラムで紹介すると、Huntさんは、「凄くクール! 全然知らなかった。大興奮! デュラン・デュランが大好きで、80年代、彼らの音楽に合わせて踊ってた。夫トムと私の結婚式でも。みんな、素晴らしいコメント、ありがとう。ええ、私はまだ生きてるわよ!」とのコメントを残している。

Ako Suzuki

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