大谷翔平への不利判定に米実況局も困惑 敵も味方も唸る「Mmmm……」「これは極端に外だなぁ」

レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

本拠地レンジャーズ戦

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠地レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。初回に2戦連発となる17号ソロを放つなど4打数1安打1打点だったが、チームは2-3で敗れた。第4打席では明かなボール球をストライク判定される不運も。米国の放送局もカウントを勘違いするほどで、実況席からも「極端に外だなぁ」「レンジャーズに良い判定」などと注目されていた。

不運な判定だった。2点を追う8回1死走者なしの第4打席。大谷は相手の4番手ロバートソンと対戦。1ストライクからの2球目、速球が外角に外れたかと思われたが、判定はストライク。大谷はタイムを取って間をおいたが、3球目のカーブを空振りし、三振に終わった。

2球目の判定については、米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の中継映像などではカウント表示が「1-1」になっており、三振時に「1-2」に変わるなどボールだと思われていた様子。同局の実況ジョー・デービス氏も「Mmmm……」と唸るしかなかった。解説のオーレル・ハーシュハイザー氏は「これは極端に外だなぁ」と疑問の声を上げた後、「手痛いストライクです」とカウント不利を嘆いた。

さらに敵地の実況席でも、2球目の判定には驚きの声が上がった。米テキサス州地元局「バリー・スポーツ・サウスウェスト」の中継で、実況デーブ・レイモンド氏が「Uhhh……ロバートソンがストライクを得ました。少しプレートを外していたかもしれません」と思わず笑いを漏らし、解説のデーブ・ヴァレ氏も「少し外だったかもしれませんね。いずれにせよ、レンジャーズにとっては良い判定です」と勝負を左右した投球であったと伝えた。

THE ANSWER編集部

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