全国的に高温 西日本は前線や湿った空気の影響受けやすい 沖縄・奄美は6月下旬から晴天多く 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)

 気象庁は13日(木)、向こう1か月(6/15~7/14)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。とくに東日本は、期間のはじめは気温がかなり高くなりそうだ。北日本と沖縄・奄美は、期間の前半は気温がかなり高くなる所がある見通し。

1か月予報(上:降水量/下:日照時間)

 西日本は、前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は平年並みか多い見込み。沖縄・奄美は2週目(6/22~6/28)は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。このため、向こう1か月の日照時間は平年並みか多い見通し。

高温に関する早期天候情報

早期天候情報(平均気温)

 東北の向こう2週間の気温は、暖気が流れ込みやすいためかなり高い日が多い見込み。沖縄も向こう2週間は気温の高い日が多く、太平洋高気圧が強まるため20日(木)ごろからはかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理等に注意するよう呼びかけている。熱中症対策など、健康管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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