規定打席未達も…驚異の打率.380 首位打者争いに伏兵クワン 日系人の母持つもWBCは資格満たせず侍J入りならず

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現在メジャートップの打率.326を誇るのは、2023年のナ・リーグ首位打者であるルイス・アラエス選手。実は規定打席未達ながら、この数値を遥かに上回る選手がいます。

■規定打席未達も打率は驚異の.380

それはガーディアンズのスティーブン・クワン選手。2022年にメジャーデビューし、2022年は打率.298、2023年は.268としていました。

2024年シーズンは5月5日の試合の守備中に左ハムストリングを痛め、10日間の故障者リスト入りしました。それでも6月1日の復帰戦以降、8試合連続ヒットかつ5試合でマルチヒットを放っており、打率は.380。これは現在MLBトップの打率を誇るルイス・アラエス選手や、ア・リーグ首位打者のボビー・ウィットJr.選手の.326を大きく上回る数値です。

また出塁率も.445をマークしており、メジャートップのアーロン・ジャッジ選手の.433を上回っています。

現在66試合を消化しているガーディアンズ。この時点での規定打席数は204.6ですが、途中離脱があったクワン選手は183打席と未達。今後の試合で5打席ずつ重ねると仮定すると、27日のオリオールズ戦で規定打席に到達することになります。

■日本にゆかり…WBCは資格満たせず

またクワン選手は日本にゆかりを持つ選手。

日系人の母を持ち、2023年のWBCで日本代表入りの期待もありましたが、米メディア『ニチベイ』によると、クワン選手が「私はMLBから不適格と判断された。おそらく基準は、私が日本のパスポートを必要とするか、両親が日本のパスポートを必要とするかのどちらかだろう」と話し、出場資格を満たせなかったと伝えていました。

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