ロッテ・佐々木朗希の交流戦 礼儀正しく、憎めない素顔を激写!

礼儀正しい!試合前の練習を始めるDeNA・筒香嘉智(右)に帽子を取ってあいさつするロッテ・佐々木朗希=12日、ZOZOマリンスタジアム(撮影・開出牧)

 素朴で、憎めない素顔は変わらない。今や多くのMLB球団が獲得に動く準備ができていると言われている令和の怪物こと、ロッテ・佐々木朗希投手(22)だ。

 12日の対DeNA(ZOZOマリンスタジアム)の試合前のこと。練習を終えてリュックを担いで引き揚げる際に、練習を始めたDeNA・筒香嘉智内野手(32)に歩み寄り、礼儀正しく帽子を取りあいさつした。2017年のWBCで侍ジャパンの4番を務め、メジャー挑戦を経て日本球界に復帰した先輩への敬意が感じられるシーンだった。そして昨年のWBCでチームメイトだったDeNA・牧秀悟内野手(26)も現れ、共に日の丸を背負った絆を感じグータッチを交わした。

 昨シーズンまではオリックス戦の試合前に、日本を代表する投手として尊敬する山本由伸投手(現ドジャース)に必ずあいさつし、同期のよきライバルであり、“仲良し”の宮城大弥投手と談笑する光景をよく見た。礼儀正しく、素朴な人柄をファインダー越しに感じたものだ。

 前日の練習では昨年までチームメイトだったDeNA・佐々木千隼投手(30)と外野で楽しそうに談笑する一幕もあった。交流戦ならではのふれあいを通して、変わらぬ“朗希らしさ”を垣間見た。たぐいまれな才能を持つ“怪物”であるがゆえの、孤独や葛藤を抱えているだろうが、“らしさ”を失わない、たくましさも感じた。(デイリースポーツ・開出牧)

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