「見ると幸せになる」ドクターイエロー引退へ 役目終えるのは2001年~の3代目

メ~テレ(名古屋テレビ)

"新幹線のお医者さん"が役目を終えることになりました。子どもたちにも人気の黄色い車体。JR東海の「ドクターイエロー」が来年、引退します。

東海道・山陽新幹線の点検車両「ドクターイエロー」。 線路のゆがみや電気設備に異常がないかなどを走りながら測定する、一般の客を乗せない「特別な車両」です。

見ると幸せになれる黄色い新幹線

10日に1度ほどのペースで運行しますが、そのダイヤは非公開。「見ると幸せになる」ともいわれています。 国鉄時代の1964年に1代目が登場。丸い”鼻”が特徴の0系をベースにした2代目が1974年に登場し、現在の車両は、2001年9月から運行する3代目です。

黄色い車体が見れるのもあと3年

JR東海は、この3代目の編成について、老朽化のため来年1月に引退すると発表しました。 来年以降の検査は、JR西日本が保有している別のドクターイエローが当面行いますが、2027年からは、専用の計測機器をつけた営業車両がその役目を引き継ぐことになっているため、黄色い車体を私たちが見られるのは、あと3年ほどになりそうです。

鉄道ファンのみならず、幅広い人から愛されたドクターイエロー。 JR東海は感謝の気持ちを込めて、車両基地での撮影会や体験乗車イベントを行う予定だとしています。

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