アンジュルム佐々木莉佳子、卒業ソングを聴いて「自然と涙が出る感じだった」

佐々木莉佳子

ハロー!プロジェクトのアンジュルムが12日、東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で34thシングル『美々たる一撃/うわさのナルシー/THANK YOU, HELLO GOOD BYE』の発売を記念した「ミニライブ&お見送り会イベント」を開催した。

イベント直前のインタビューでは、まず、卒業を目前に控えた佐々木莉佳子が19日開催の卒業公演『ANGERME CONCERT 2024 SECRET SECRET 佐々木莉佳子 FINAL「愛情の世界へ、君もおいでよ」』について、現在の心境をコメント。佐々木は「アンジュルムが横浜アリーナに立つのは2度目ということで、今後につながるようなライブを作れたらいいなと思っていて。(卒業という大きな節目だが)今は本当に最高な時間を作るために集中しています」と明かした。

今回の公演の見どころについては、サブリーダーの川村文乃が「佐々木さんがとても輝いている」と断言。佐々木が考えたセットリストでパフォーマンスが行われるといい、「佐々木さんのこだわりが詰まった曲順になっているので、一曲一曲、楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と、注目ポイントを解説した。

最新シングルには3曲が収録されているが、そのうちの「THANK YOU, HELLO GOOD BYE」は、 佐々木のデビューシングル「大器晩成」を手がけた中島卓偉が作詞作曲を担当している。卒業ソングを縁の深い中島が担当することについては、佐々木が「曲を聴いて、自然と涙が出る感じだった」と語り始めると、「活動のときに抱く想いみたいなものが、すごく素敵なメロディに乗せられていて」 「レコーディングのときは、感情を入れすぎると泣いてしまいそうだったので、いい意味で無の心境で臨みました」とレコーディング秘話を明かした。

12日21時に公開予定の同楽曲のMVは、メンバーが写真を撮影し合うというシチュエーションの中、モデルとしても活躍する佐々木の6種類の衣装チェンジが見どころになるという。衣装はアンジュルムの各メンバーの意見が反映されており、川村は「メンバーが見たい佐々木さんの姿が詰まっています」と笑顔で語った。

今年の5月に加入1周年を迎えた下井谷幸穂と後藤花は、4月から全国各地を回った春ツアー 『アンジュルム concert tour 2024 spring Secret secret』でステージでのパフォーマンスに手応えを得られた様子。下井谷は「今回のツアーは歌を目標に掲げていて」「発声練習をしたり、歌詞の意味を考えたりして、感情が表情に出せるようになってきた」と語ると、後藤も「春ツアーから余裕ができて、ダンスも踊れるようになってきた」と成長ポイントを挙げた。

その後行われたミニライブでは、メンバーがステージに登場した途端、会場中のファンから大歓声が沸き起こる。そして、まずは最新シングルから『美々たる一撃』をパフォーマンス。ドラマチックなサウンドの中で凛とした女性像を歌う11人のメンバーの姿に、ファンの目線は釘付けに。続けて最 新シングルから『うわさのナルシー』、前作シングルの『RED LINE』、ライブ定番曲の『46 億年 LOVE』を披露し、ファンの歓声も相まって大盛り上がりのステージとなった。

その後のMCでは、松本わかなが「アンジュルムのカッコよさと美しさ、愛を感じる 3 曲になっています!」と最新シングルの特徴をファンに向けてアピール。佐々木は『THANK YOU, HELLO GOOD BYE』について、「中島さんの曲で卒業できることが本当に嬉しい」「歌詞をじっくり読んで聴いていた だけたら」とコメントし、同楽曲のパフォーマンスへと移った。11 人はミニライブの最後に、優しげなメロディの中で力強く、元気づけられるような歌声を響かせ、感動的な空間を作り出してステージを終えた。

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