「第4種踏切」栃木県内32カ所 協議会がカルテ作成し危険度把握

とちぎテレビ

ことし4月、群馬県で警報機と遮断機がない「第4種踏切」で女の子が死亡する事故があったのを受け、栃木県内の安全対策を話し合うため13日、鉄道事業者らによる協議会の初めての会合が県庁で開かれました。

警報機と遮断機がない「第4種踏切」を巡っては、ことし4月に群馬県高崎市で9歳の女の子が電車にはねられ死亡する事故がありました。栃木県は、この事故を受け、県内にある第4種踏切の安全対策を話し合う協議会を設置し初めての会合を開きました。会議は冒頭部分のみが報道関係者に公開されました。

県によりますと、県内には、宇都宮市や日光市など7つの市と町に合わせて32カ所の第4種踏切があり、このうち15カ所が、一般的な電車が走る踏切です。協議会には、踏切を管理する4つの鉄道会社と関係する市と町の担当者が参加し、今後の取り組み方針を確認しました。

協議会ではこれから、第4種の踏切ごとの利用状況や過去の事故の状況などをまとめたカルテを作って危険度の把握を進め、ことしの秋頃、それを元に現地調査を行うということです。

その後、12月に開催を予定している2回目の会議で危険度が高い踏切を廃止するかや警報機と遮断機を設置して第1種踏切とすることを含めた対策の方針案を作る予定です。そして来年3月にも、方針を決定する計画です。

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