ドクターイエロー引退「寝耳に水」 コラボ菓子が「幸せ運んでくれた」 月4万個販売の人気商品は継続

黄色い車体で“新幹線のお医者さん”と呼ばれる山陽新幹線の点検車両「ドクターイエロー」が、2027年以降をメドに引退することが分かりました。

車両の老朽化が原因だということで、今後はJR東海の所有する営業用車両に最新機器を取り付けて点検にあたるということです。

13日、「博多総合車両所」の近くで子供たちに話を聞いてみると…

Q.ドクターイエローどう思う?
◆子供
「かっこいい」

Q.ドクターイエローがいなくなっちゃうって
◆子供
「えー!」

さらに、この発表に大きく肩を落とす人物が…

◆お茶々万十本舗 富貴 松本弘樹 社長
「寝耳に水でした。本当に『えーっ』というような感じでした」

ドクターイエローとのコラボ商品「博多カステラ」を販売する福岡県春日市の和菓子店「富貴(ふうき)」。

コラボ商品は去年10月に発売、福岡県春日市のふるさと納税の「返礼品」にも登録され、月に4万個を売り上げる、お店で1番の人気商品になっていました。

◆お茶々万十本舗 富貴 松本弘樹 社長
「うちに随分と幸せを運んでくれたドクターイエローだなと思います。終了すると言われた時は、お菓子も終わるかなと、いろんなことを感じました」

突然告げられた“新幹線のお医者さん”の引退宣言。

人気のお菓子の販売も終了してしまうのでしょうか?

◆お茶々万十本舗 富貴 松本弘樹 社長
「(JR西日本から)販売に関してはこのままいきたいと思っていると言われました。(ドクターイエローは)みんなの中に随分と幸せを与えたと思っています。お菓子を通じて、ドクターイエローを知ってもらって、ずっとみなさんの心の中にあればいいのかなと思います」

引退後も残り続けるコラボ商品。

ドクターイエローの分まで「博多カステラ」が幸せを運び続けることになりそうです。

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