《斬新でいい》《怖い》《いくら?》小池都知事渾身の「AIゆりこ」に賛否の声

小池ゆりこ YouTubeチャンネルより

6月13日、東京都の小池百合子知事(71)が自身の広報キャラクターとして「生成AI」を用いた「AIゆりこ」を発表。都政の取り組みを伝える動画がYouTubeなどで公開され、話題を呼んでいる。

この前日に、3選を目指し東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補することを表明していた小池都知事。22年12月31日以来投稿のなかったXを1年半ぶりに更新し、《100年先も全ての人が輝く東京の未来へと繋ぐために、都民の皆さまの共感を得て、バージョンアップした「東京大改革3.0」を進めていく覚悟です》と意気込みを語っていた。

「AIゆりこ」の導入に関しても、Xで次のように言及。

《これまでの都政での取り組みをわかりやすく広く伝えるために、生成AIによる動画を作成しました。現職都知事として公務に邁進している小池ゆりこ本人に代わって、AIゆりこがお伝えします》
といった狙いがあるという。

「AI YURIKO NEWS」の動画を実際に見てみると、口の動きと音声がずれている部分もあるものの、スマホの画面などで視聴する分には、“小池百合子キャスター”が話しているように見える。16年の都知事就任以降、キャッチ―なワードでさまざまな話題作りをしてきた小池都知事らしい取り組みともいえそうだ。

動画をみた人のネット上での反応は、

《斬新でいいですね》
《キャスターゆりこさんは疑って見れば人間の実写ではないなとやっとわかるくらいの精巧な作り込みすごい》
《AIゆりこ、お綺麗なニュースキャスターだ》

といった好意的な声が上がるいっぽう、

《AIゆりこ、めちゃめちゃ怖いな》
《AIゆりこ、人が話し始めた瞬間ピクリとも動かずにこやかに見つめてくるの怖すぎて泣いた》
《AIゆりこ、日本人らしくないアクセントが気になる》

などの反応も。

このほか、

《制作費はいくら掛かったんだろ?》
《どこ発注?》

など、制作費用を気にする声も上がっている。

YouTube公式チャンネル上での動画再生回数は、6月13日16時30分時点でおよそ800回。「AIゆりこ」は、3選を期す小池都知事にとって、都知事選へ向けての追い風となるか――。

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