佐倉市内の温浴施設「アクア・ユーカリ」で21日、人気プロレス団体「DDTプロレスリング」(東京)によるイベント「サウナ路上プロレス」が初めて開催される。風呂やプールからレストランやゲームコーナーまで館内が余すところなくリングとなり、大迫力の“場内乱闘”が楽しめる。
試合前には、出場を予定する勝俣瞬馬選手(31)=柏市出身=がサウナ入り。立ち上る蒸気をタオルであおぐ「熱波師」となり、プロレスラーとの「二刀流」で熱戦とともに爽快な「ととのい」を観客に届ける。
イベントは、2022年11月から施設運営を引き継ぐ「KDRコンサルティング」(東京)の社員で、勝俣選手と同郷の同級生というアクア・ユーカリ総支配人、金谷智樹さんが中心となって発案。現在の役職に就いて以降、館内を舞台に書道パフォーマンスや和太鼓演奏など異色の企画に次々挑戦してきたといい、今回新たな試みとしてDDTのサウナ路上プロレスへの“参戦”を決めた。
国内でのプロレス史をたどると、風呂やサウナなど温浴施設の一部で開催してきた例はあるが、施設全館をリングと位置づけるのは初めてという。金谷さんは「地域に愛されるスパ&プール施設を目指し新しい楽しみ方を提案したいと思っていた。1800坪の広大な施設で新感覚のエンタメを提供したい」と話し、来場を広く呼びかけている。
チケットは入館料込みで6千円。午後5時開場、8時開始。勝俣選手のサウナ入りは同5時半、6時半の2回。水着か濡れても良い服装推奨。