見て!染めて!食べて!~桶川で紅花を楽しむ!~

自宅から1~2時間で気軽に出かけられる観光地などを巡るマイクロツーリズムを通して埼玉の魅力を再発見するシリーズ彩クロツーリズム。
今回は特別編として、桶川市出身で市の「魅力発信大使」も務める野口アナウンサーが、地元の名産で6月に見ごろを迎えるベニバナの楽しみ方を塚田アナウンサーに提案します。

桶川市は「べに花の郷 樋川市」のキャッチフレーズの通り、全国有数のベニバナの産地で、その花は江戸時代から「樋川臙脂」の名で知られていました。

桶川市ではベニバナをシンボルとしたまちづくりを行っていて、ベニバナは6月に見ごろを迎えます。

市内には観賞用が3つ、摘み取り用が1つの、計4つのベニバナ畑があり、総面積は約1万平方メートル。
ベニバナをじっくりと「見て」楽しむことができます。

ほかの楽しみ方を求めて2人が向かったのは、「小島農園 工房まきこ」。
ここでは、ベニバナを「染めて」楽しめます。

オーナーの小島槇子さんが紅花染めを始めたのは、30年ほど前。
桶川の町おこしの一環で、ベニバナの栽培を始めた時に、幼いころからの夢だった染め物にも取り組もうと思ったことがきっかけでした。

「工房まきこ」では、小島さんに教わりながら「紅花染め」体験ができます。

今回、私たちが染めたのはハンカチでした。

まずは、割り箸やビー玉、洗濯ばさみを使って、色を染めない模様の部分を作ります。
次に、ベニバナで作った染色液に約10分間漬け込んでいきます。
その後、水洗いをして、割り箸や洗濯ばさみを外します。

あとは、乾かせば完成…ですが、真剣に染めていた塚田アナはお腹が空いてしまったよう。
そんな塚田アナのために、乾かしている間に次の楽しむ場所へ向かいます。

次に訪れたのは、「工房まきこ」から車で15分の、農家「おはりや」。
ここでは、ベニバナを「食べて」楽しみます。

2人を迎えてくれたのは、オーナーの大塚ゆみ子さん。
大塚さんは、農薬を使わず自家栽培した野菜や果物でお菓子を作っています。
この日大塚さんが作っていたのは、べに花ジャムでした。
大塚さんのご厚意で、べに花ジャム作りを見学させていただくことに!

原材料は、ベニバナとレモンと砂糖のみ。
作り方は、まずレモンと砂糖を煮詰め、煮詰まったらベニバナを加えます。
その後ビン詰めをして、ジャムが固まるのを待てば完成です。

ちなみに、大塚さんは幼いころからベニバナを食べる習慣はなかったそう。
ベニバナが漢方薬で、江戸時代には高級食材として使用されていたと知り、地元桶川名産のベニバナの食べ方を考えていたそうです。

出来立てのべに花ジャムを、塚田アナはそのままで、野口アナはヨーグルトにかけていただきました。

おはりやでは、年間を通してべに花ジャムを作っています。
また、季節ごとのお菓子も併せて、イベントや直売所で販売しています。

VTR内のベニバナ畑は、6月いっぱい無料で開放されています。

また、染め物やジャムなど、周辺にもベニバナの魅力を楽しめるスポットがありますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

彩クロツーリズム、次回はどんなツアーになるのかお楽しみに!

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