「スマホのウイルス駆除」「過払い金ある」などと…嘘の電話で石川県内の男女2人が計520万円の詐欺被害

県内で特殊詐欺が相次いでいます。金沢市と野々市市の男女があわせて約520万円をだまし取られる被害にあったことがわかりました。

この内、金沢市に住む60代の男性は、5月19日から、6月7日までの間に個人情報保護委員会や内閣サイバーセキュリティ部の職員を名乗る人物などから5回にわたり携帯電話に電話がありスマホのウイルス駆除などの名目であわせて約470万円をだまし取られたということです。その後、同じ手口でだまされた人の報道を見て12日警察に被害を届け出ました。

また、野々市市に住む70代の女性はきのう市役所職員を名乗る男から「保険料の過払い金があり、コンビニエンスストアのATMで受け取ることができる」との電話を受け男に言われるがままATMを操作し約50万円をだまし取られたということです。

県内では2024年5月末までに2023年の同じ時期に比べ4件多い37件の特殊詐欺被害が確認されていて、被害額は約7100万円に上っています。

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