![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1173925256817689376/origin_1.jpg)
県内のJAが暑さに負けないコメ作りの技術を、若手農家に授ける「稲作塾」を開校しました。
■JAえちご中越技術指導統括 髙橋友行さん
「去年みたいな天候になったら、とんでもないことになる。それを制限しなければならないので、中干しをしていい茎をしっかりとりましょう。」
JAえちご中越が4月から始めた「稲作塾」。経験が浅い若手農家を対象に、コメ作りの技術を教えます。3回目のこの日は、JAの若手職員も合せて20人ほどが参加しました。
県内は去年、猛暑でコメの品質が著しく低下。JAえちご中越管内のコシヒカリの一等米比率は、わずか0.9%でした。「稲作塾」の講師が強調したのは、田植え後に一定期間田んぼの水を抜く“中干し”の重要性。穂の増えすぎを防ぎ、強いイネを育てます。
■JAえちご中越技術指導統括 髙橋友行さん
「そのまま(田んぼに)水をためておけば、茎はいっぱい出る。でも植物も自然淘汰していくので、全てが穂になるわけではない。目標の穂数にするために、(中干しして)いらない茎は抑制しましょう。」
参加した若手生産者も、暑さに負けないコメ作りへ気を引き締めています。
■参加した生産者 林修慈さん
「去年は稲を刈り始めた最初の方からずっと品質低下が凄まじく、ここで学んでいることを実践して上手にしていくしかない。」
■参加した生産者 小林季生さん
「田んぼの水持ちがよくなるように直したり、小さいことを確実に頑張っていく。」
■JAえちご中越農政企画課 小見憲広課長補佐
「(去年の猛暑の影響で)苦しんでいる農家も多い中で、今年こそはと意気込みを持っている方も多くいるので、JAとしても技術対策や経営の部分で支えられるように頑張っていきたい。」
稲作塾は、11月まで開かれます。