ハンドル型電動車いす、いわゆる「シニアカー」を体験し、交通事故防止を目指す教室が川西町で開かれました。
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この交通安全教室は「シニアカー」の正しい使い方を知ってもらおうというもので、川西町老人クラブ連合会結崎団地支部のメンバーが参加しました。
はじめに参加者は「シニアカー」の扱いは歩行者になるため車道ではなく歩道を通行すること、歩道がない道路では右側を通行することなどの運転ルールについて説明を受けました。そのあとシニアカーの乗車体験が行われ、参加者は乗り心地を確かめました。
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参加者は―
「電動自転車よりもスピードは遅いけれども楽しかった」
「慣れたら十分に誰でも乗れるような感じには見受けました」
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県警によりますと「シニアカー」の運転は免許が不要のため、免許を返納した人などが利用するケースが増えており、人身事故は過去5年間で5件発生しているといいます。
天理警察署 北川真也 交通課長
「電動車いすを車のつもりで運転される方が多くおられまして、誤って車道の真ん中を運転されたり、そういったところで事故の危険性が多くなっています。正しく使っていただければ事故に合わないですし、事故を起こさないということに繋がっていくのかなと思います」
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天理署管内では、5月シニアカーに乗っていた90代の女性が、電池切れか故障のため踏切内で立ち往生し、通りかかった女性に救助されるという事故も発生しています。
運転ルールや想定されるトラブルを知れば便利なシニアカー。参加者は、今後活用することを見据えて楽しく学んでいました。