「アンチヒーロー」最終話、明墨と赤峰の対峙シーンあり「表情がゾクッとする」飯田和孝Pが事前予告

画像は「アンチヒーロー」最終話より - (c)TBS

TBS系の日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜よる9時~)が、16日に最終話を迎える。オンエアを前に、主演の長谷川博己、プロデューサーの飯田和孝、監督の田中健太がドラマの裏話を語り合うスペシャルトーク(前編)が同局の公式YouTubeチャンネルで公開され、最終話にまつわるヒントが明かされた。

「アンチヒーロー」は、殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川)の姿を通して、視聴者に「正義の反対は、本当に悪なのだろうか……?」を問いかける逆転パラドックスエンターテインメント。第9話は、明墨が逮捕される衝撃のラストシーンで幕を閉じ、最終話で描かれる結末に放送前から期待が高まっている。

すべての真相が明かされる最終話について、飯田プロデューサーは「最終話の終盤戦に明墨と赤峰(北村匠海)の対峙っていうのがあるんですけど、表情がちょっとゾクッとするんですよ」と告白。田中監督が「赤峰が『おれが“アンチヒーロー”だよ』っていう感じの雰囲気を出しているよね」と続けると、長谷川も「(赤峰が)いい表情していますよね。おれも芝居をしていてすごく思いました」と北村の演技を絶賛する。

長谷川が連続ドラマ初主演を務めた「鈴木先生」(2011)には、北村が生徒役で出演していた。動画では、長谷川と北村のキャスティングについても語られており、飯田プロデューサーは「北村のキャスティングをする時に、決まってから『あ……「鈴木先生」だ!』って思ったんですよ」とぶっちゃけ。「『鈴木先生』で長谷川さんにクラスにいたこと、その時に受けた刺激みたいなものが、北村くんの俳優としての芯になっていることを話していて、時を経てその2人がまた相まみえるっていう場を作れたことに、仕事冥利に尽きる部分もあって、(明墨と赤峰の対峙シーンは)すごく見応えがあったんです」と知られざるエピソードを明かす。

長谷川も「『鈴木先生』の時は匠海くんがまだ中学生だったんですね。僕は、生徒役の子たちも1人前の子役だとは全く思わなくて、1人前の俳優として対等に接したいと決めていた」と当時を回顧。田中監督が「北村くんにも感じるよね。愛着もあるけど、やっぱり敬意も持っていて」と語ると、飯田プロデューサーも「(長谷川さんに)負けねぇぞ! っていう感じもちょっとある」と続けた。

動画ではそのほか、「アンチヒーロー」のはじまりとして今年1月16日に行われた顔合わせなどを振り返るシーンや、長谷川へのオファー当時に渡された企画書も登場。明墨のキャラクターづくりについても言及されている。(編集部・倉本拓弥)

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