サッカーの日本一を決める天皇杯。聖籠町にある専門学校、JAPANサッカーカレッジがJ1の名古屋を下す大金星をあげました。選手たちは13日夕方、晴れやかな表情で学校に凱旋しました。
13日夕方、激闘を終えたJAPANサッカーカレッジの選手たちが聖籠町に戻ってきました。
歓喜の声で迎えられ、選手たちの表情には大金星の余韻が残っていました。
〈得点を決めた 上元直樹選手〉
「(相手が)強ければ強いほど燃える。絶対やってやるという失うものなにもないのでやってやるぞという気持ち」
県代表として天皇杯に挑むJAPANサッカーカレッジはJ1から数えて5つ目のカテゴリーに所属しています。
12日に行われた天皇杯2回戦。
相手は名古屋グランパス。J1・7位につける強豪です。
前半、名古屋がボールを握りますが、JAPANサッカーカレッジは中央を固めてクロスを跳ね返します。
一方で、パスを細かくつないで敵陣深くまでボールを運びますが、ゴール前に届けることができず…
お互い決定機がないまま前半を折り返します。
すると後半、JAPANサッカーカレッジはパワープレーを仕掛けます。
ロングスローの跳ね返りをひろって前線にボールを送ると相手ゴールに迫ります。
このプレーで獲得したコーナーキックも一度は跳ね返されますが、粘り強くプレッシャーをかけてマイボールにすると、右サイドのクロスから最後は上元!
貴重な先制点を奪います。
その後は名古屋の猛攻が続きますが、体を張ったディフェンスで得点を許さず、JAPANサッカーカレッジが1点を守り、勝ち切りました。
スタジアムに駆け付けた応援団と大金星を喜び合いました。
選手や指導者を育成するサッカー総合専門学校「JAPANサッカーカレッジ」。チームが天皇杯2回戦を突破するのは2004年以来の快挙です。
〈キャプテン 石橋樹選手〉
「名古屋グランパスに勝利したことで歴史は作れたと思いますけど、JAPANサッカーカレッジの歴史を塗り替えて伝説をつくっていきたい」
初の3回戦。勝利を目指し7月10日、J2の山口と対戦します。