「それ自体が目的化しちゃってる」ホリエモン “ご飯茶碗の配膳位置”めぐるマナー論争に苦言「こんなこと指摘しなくてもいい」

6月12日、実業家の堀江貴文氏(51)がYouTubeを更新。SNS上で物議をかもしている“マナー問題”について言及した。

堀江氏が取り上げたのは、とある女性がご飯の配膳位置を夫に対し指摘したところ、「そんなことよりもっと必要な教養がある」と言い返されてしまったという話を掲示板に綴った投稿。茶碗を置く位置をどこまで気にするかは人によって異なるようで、この女性の悩みには賛否の声が寄せられていた。

堀江氏はこのマナーについては「細かい」と思う立場のようで、6月12日、Xにて《そもそも、こんなこと指摘しなくてもいい気がするんだけど。。細か!こんな嫁と結婚したくないわ》と投稿していた。

動画冒頭、マナー指摘について「もう本当最近さ、テレビとか動画とかでも、マナー講師みたいなわけわかんねえやつがいるわけよ。でそいつが、例えば俺とかの動画とかにまで指摘をしやがって、マジでウザいんだけどお前らこのマナー厨がみたいな感じなんですが」と苦言。

続けて、食事だけでなく「新幹線で席を倒す時に一声かける」という暗黙のマナーについても”迷惑している”と言及。

「俺はもう寝てるのに前のやつが突然倒していいですかと言ってきて、そしたらホリエモンじゃないですかとか。もうまじうぜえよバカっていう風な。とにかくマナー、マナーって言いすぎると、みんなマナー守らないと怒られるじゃないかと」

そして「要はみんな怖いのは怒られることであってですね、マナーを守るとか、そのマナーが何のためにやるのかとか、そういったところわかってないじゃないですか、はっきり言って」と断言。咀嚼音などが不快に感じるのは理解ができるが、茶碗の位置は大きな問題ではないとし、「それ、いちいち家庭で左とか右とか言うなよマジでっていう風に僕も思います」と苦言を呈した。

この一件で、過去に交際していた女性にカトラリーの使う順番について指摘されたことを思い出したという堀江氏。その指摘が幼少期に左利きから右利きに矯正された自身の過去を彷彿とさせたそうで、「なんか本当、時と場合によるっていうか、いきなりそういう風に頭ごなしに言われるとイラっとしますよね。 なんかお前はお母さんかみたいな感じで」と思いを吐露。

そして、現代のマナーに対し「マナーって何のためにあんのみたいなこと。なんか マナーがその全てになっちゃうみたいな」と行きすぎた部分があると指摘。

最終的に「なんかよく意味がわからないマナーを守ることが、それ自体が目的化しちゃってるっていうところが僕はあるんじゃないかなと思ってて」と語った。

この堀江氏の体験談も交えた苦言に、コメント欄では賛否の声が。堀江氏と同じように行き過ぎたマナーを憂う意見もあれば、「指摘しあえる関係も大切」との声もあった。

《他人を不快にさせないためのマナーなのに、マナーの指摘で他人を不快にさせてるのは本末転倒》
《マナーは目的ではなく手段ですからね。他人に迷惑をかけない事が目的な筈ですから》
《言いたいことはわかりけど、最低限レベルが人それぞれだから難しいよね。茶碗の位置はそこまでこだわらなくてもね》
《1番に感謝 楽しく美味しく食べましょう》
《ホリエモンの言うことも確かにそうなんだけど、互いに指摘しあって素直に正すことのできる社会も良いですよね!》

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