南海、「はじまりのめでたいでんしゃ」の詳細デザインを発表

はじまりの「めでたいでんしゃ」(外観イメージ)

南海電気鉄道は13日、加太線(加太さかな線)に導入する新型観光列車「はじまりの『めでたいでんしゃ』」の詳細デザインを発表した。

「めでたいでんしゃ」は、2016年に運行を開始した観光列車。2024年6月現在は「めでたいでんしゃ さち」「めでたいでんしゃ かい」「めでたいでんしゃ なな」「めでたいでんしゃ かしら」の4本が存在し、各車に家族関係という設定を付与している。今回導入する車両は、現在の4本の「とお~い祖先」にあたる設定となる。

車両は2000系の2両編成。外観は、加太の鯛を想起させる「うろこ柄」を配したデザインで、「太古といまと未来を結ぶ、かけ橋」を虹色で表現する。車内のテーマは、和歌山市駅側の車両を「太古の記憶」とし、和歌山県内で発見された新種のは虫類「ワカヤマソウリュウ」などをデザイン。加太駅側の車両は「未来への想いとSDGs」をテーマとし、加太の廃材や段ボールを使用したアート作品などを配置する。

「はじまりの『めでたいでんしゃ』」は、7月13日に営業運転を開始。和歌山市~加太間で運転する。南海は、同車の正式名称について、運転開始時のセレモニーにて発表するとしている。

© 朝日インタラクティブ株式会社