<弁護士によるいじめ予防教室>宮城・利府町の中学校で開催 「自分は無関係と思っていた人が声を上げてくれるかどうかが大事」

学校でのいじめをなくそうと、弁護士によるいじめ予防教室が、宮城・利府町の中学校で開かれた。

この教室は、SNSをきっかけにした学校でのいじめが全国的に増えている状況を踏まえ、利府中学校が開いたもので、全校生徒400人あまりが参加した。

13日は、学校で起きる問題について助言を行うスクールロイヤーの内藤梓弁護士が、いじめを発端に事件に発展した事例や、いじめなくすためにできることなどについて話した。

内藤弁護士

「クラスの中で、自分は無関係だ、自分には関係ないやって思っていた人が、声を上げてくれるかどうかが、いじめの問題を解決するためにはすごく大事」

生徒たちは、真剣な表情で内藤弁護士の話に耳を傾けていた。

中学3年生

「いじめに自分が加担しないように、しっかりと相手の気持ちも考えて友達に接していきたいと思う」

「周りが1人を嫌っていても、平等に接することができるよう頑張りたい」

利府中学校では、今後もアンケートや定期的な面談を通していじめ防止に努めていきたいとしている。

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