【2024年最新韓国ドラマ】ビョン・ウソク、チャン・ギヨン…めくるめくラブストーリーにときめく!

【テレビっ子の窓】vol.15
もうすぐ雨の季節がやってきますね。しとしとと降る雨の中お散歩するのもオツなものですが、こんなときは、家でじっくり映像作品を観るのも楽しいものです。そこで今回は、おすすめの“ラブストーリー”が展開される最新の韓国ドラマをご紹介します!

超能力一家と詐欺師のヒューマンラブ『ヒーローではないけれど』

過去に戻ることができるポク・ギジュ(チャン・ギヨン)をはじめとしたポク家は、かつては超能力に恵まれていたものの、うつ病や不眠症、肥満、スマホ病といった現代病によって、現在は能力を失っていました。あるとき、ポク家が失った超能力を取り戻す救世主となる、不思議な女性ト・ダヘ(チョン・ウヒ)と出会ったことで、家族に変化が訪れて…。

ギジュとダヘの運命の出会いかと思いきや、実は詐欺師のダヘ。しかし、過去のある出来事に導かれるように惹かれあっていくふたりから目が離せません。主要場面に時折挿入される音楽も冴えているヒューマンファンタジー『ヒーローではないけれど』(2024年)。主演のチャン・ギヨンといえば、昨年急逝した名優イ・ソンギュン×IUの名作『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(2018年)で、IUを痛めつける悪役だったことも鮮烈な印象に。今作では、闇を乗り越え愛する者を守ろうとする、それぞれの姿にじ〜ん!!

アイドルとファンの時をかける恋物語『ソンジェ背負って走れ』

アーティストのリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)は、不慮の事故で突然この世を去り、その現実を受け入れられない彼の大ファンのイム・ソル(キム・へユン)は、ひょんなことから15年前にタイムスリップ。ハッと気づくと高校生の自分に戻り、その状況に混乱するソル。そして時が戻ったことがわかり、ソルは最愛のソンジェが生きていられるように、運命を変えようとするのですが…。

愛する“推し”の男性のために、ファンの女性がタイムスリップして奮闘するラブストーリー『ソンジェ背負って走れ』(2024年)。今作がきっかけで現在、大ブレイク中のモデル出身のビョン・ウソクと、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(2018年)などで活躍する若手実力派のキム・ヘユンが共演しています。何度も移り変わる時とともに、ふたりの運命はどのように変化するのか、そしてソンジェはどうなるのか、要注目です。

放送業界の男女のラブコメディ『正直にお伝えします』

人気アナウンサーのソン・キベク(コ・ギョンピョ)は、バラエティ番組の放送作家オン・ウジュ(カン・ハンナ)と、「高電圧、立ち入り禁止」の部屋で話していたところ、うっかり感電してしまいます。その影響でくしゃみをするとウソがつけなくなるキベクは、番組で暴走するようになり、退職。あるとき、そんな彼をウジュが手がけているバラエティ番組に引き入れることを思いついて…。

キベクとウジュの恋模様も見逃せないラブコメディ『正直にお伝えします!?』(2024年)。“本音”をズバズバ言ってしまうキベクは、滑稽なところがありながらも、実に清々しく魅力的。恋愛リアリティ番組が繰り広げられる場面もあって、多様な番組の表と裏も楽しめます。キベク役のコ・ギョンピョは、三池崇史監督×スタジオドラゴンによる日韓合作ドラマ『コネクト』(2022年)の衝撃的な殺人鬼役や、パク・チャヌク監督の映画「別れる決心」での刑事役といったシリアスから今作のようなコメディまで、振り幅が広い!

不思議な写真館が舞台のファンタジーラブ『ザ・ミッドナイトスタジオ ~恋人は訳ありカメラマン~』

ある寂れたところにあり、しかも夜にだけ開かれる写真館は、この世に未練を残した死者が最後の写真を撮影できる場所。そんな不思議な写真館のカメラマン兼7代目社長のソ・ギジュ(チュウォン)は、大きな悩みを抱えていました。あるとき、死者しか入れないはずの写真館に、なぜか熱血弁護士のハン・ボム(クォン・ナラ)が入ってきて…。

幽霊がお客さんの写真館を舞台に展開するファンタジーラブコメディ『ザ・ミッドナイトスタジオ ~恋人は訳ありカメラマン~』(2024年)。昼は公務員、夜は怪盗として二重生活を送る主人公を演じた『スティーラー 〜七つの朝鮮通宝〜』(2023年)のチュウォンと、いまだ『梨泰院クラス』(2020年)でパク・ソジュン演じる主人公の初恋相手役だったことも印象深いクォン・ナラが共演。生と死のはざまで、生き抜こうとするギジュとボムの運命と恋の行方とは!?

今回は、おうちでじっくり楽しめる、最新の“ラブストーリー”が展開される韓国ドラマをお届けしました。家で過ごす機会が多いこの季節、さまざまなストーリーを味わってみてくださいね。

文・かわむらあみり

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