緊迫バレー女子決戦 誤作動ブザー水さす 古賀のバックアタックがノーカウント 真鍋監督不服そうに手広げる SNS怒り「ほんとやめて」「流れ悪く」

第2セット、スパイクを決める古賀紗理那(撮影・中田匡峻)

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本2-3カナダ」(13日、西日本総合展示場)

 世界ランク6位の日本が同10位のカナダと対戦し、第1セットは25-23で先取した。第2セットも日本が序盤から優勢に進める中で、誤作動のブザーにより、試合が止まる場面があった。

 日本が4-2とリードした中でのカナダのサーブゲーム。カナダのサーブをレシーブし、古賀のバックアタックに繋げたところで誤作動でブザーが鳴り、ノーカウントに。真鍋監督は不満そうに両手を広げた。

 SNSでは「謎のブザーによって流れが悪くなるのいやだ!」、「男子でも2回くらいブザーで止めてなかった」、「またブザーミスかい!!!ほんとにやめてくれ!!」「間違いでブザー鳴るのまじなに、ほんとやめて」と、怒りの声が溢れていた。

 試合は日本が2-0から3セット連取を許し、大逆転負け。パリ五輪切符は持ち越しとなった。

 ◇パリ五輪の出場枠は「12」。昨年の時点で7カ国(開催国枠のフランス、トルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)が決まった。残り5枠は、今大会の1次リーグ終了時点(6月17日)の世界ランキングで決定するが、今大会でイタリアも当確ランプを灯している。日本が五輪出場権を獲得する条件は2通り。①アジア最上位に立つ。②アジア最上位、アフリカ最上位を除く上位3位以内に入る。

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