体操・内村航平さんが地元諫早でスポーツ施設を視察「子供たちが志を高く持ってスポーツに取り組んでほしい」

オリンピック体操の金メダリストで長崎県諫早市出身の内村航平さんが地元のスポーツ施設を視察した。諫早市のふるさと特別大使に就任している内村さん。道中も子供たちのスポーツの可能性を感じる一幕もあった。

本人の希望でスポーツ施設を視察

内村航平さんは諫早市の職員の案内を受けながら、約4時間かけて市内の国立少年自然の家など4カ所を巡った。今回の視察は「大使の活動に役立てたい」と本人からの希望で実現した。

興味を示したのはスポーツパークいさはやにあるスケートボード場だ。

諫早市ふるさと特別大使 内村航平さんは「東京だと高架下とかでやっている人が多い。こういうところは施設としてあったらいいだろうなと思う」と語る。

子供たちが志を高く持ってスポーツに取り組んでほしい

諫早市出身の内村さんは2022年11月に『諫早市ふるさと特別大使』に就任。今後は市の魅力発信のプロモーション活動を行っていく。

諫早市ふるさと特別大使内村航平さん:
ここまで充実した施設があると知らなかったので、すごく可能性を感じた日だった。もっと広い視野で体操だけでなくスポーツという部分で、もっと子供たちが志を高く持ってスポーツに取り組んでほしい。自分が率先していろんなことをアピールしていきたいと思う。今日の経験を目に焼き付け、学びをPRに生かしていきたい。

道中感じた子供たちの可能性

内村さんは視察の道中、小学校の校庭で元気よく走り回る子供たちの姿が印象に残ったと話す。東京では見られない光景に驚くとともに、諫早市に運動能力の可能性を感じたという。

会見の最後に内村さんは、「子どもたちに外で遊んでほしい。遊びの中で鍛えられる部分や自然の中で五感を養ってほしい」と語った。内村さんは県外からのスポーツ合宿の誘致に取り組むなどして、大使の活動を本格化させたいと意気込んでいる。

大久保市長への視察の報告の際、内村選手は北京オリンピックの表彰状とNHK杯優勝カップを寄贈した。「家に置いているより、こうして生かせる場所がないかなと思っていた。目の前で見られる環境もなかなかないので、市民のみなさんに見ていただきたい」と話す。

寄託品は諫早中央体育館内村記念アリーナの展示コーナーで展示される。

(テレビ長崎)

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