山崎賢人『キングダム』最終章に感慨 スター集結に200人熱狂

山崎賢人(※崎は「たつさき」)が13日、新宿・歌舞伎町ゴジラロードで行われた映画『キングダム 大将軍の帰還』(7月12日公開)のワールドプレミアレッドカーペットイベントに登壇し、集まった200人のファンを熱狂させた。この日は吉沢亮大沢たかお清野菜名新木優子岡山天音三浦貴大要潤高嶋政宏(※高は「はしごだか」)、山田裕貴佐藤浩市玉木宏佐藤信介監督も来場した。

本作は、中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久のコミックを原作に、戦災孤児の主人公・信(山崎)、中華統一を目指す若き秦国王・エイ政(※エイは、上に亡、中に口、下左から月、女、迅のつくり/吉沢)を描くシリーズの第4弾。前作『キングダム 運命の炎』で描かれた「馬陽の戦い」に続き、隣国・趙との戦いが展開し、天下の大将軍への道をまい進する信をはじめとする秦の兵たちが、趙のホウ煖(※ホウはまだれに龍/吉川晃司)や李牧(小栗旬)と死闘を繰り広げる。

新宿・歌舞伎町に敷かれたレッドカーペットを歩く山崎たちに200人のファンは歓喜。手を振る山崎らに、その声は一段と高まった。

天下の大将軍を目指す主人公・信役としてシリーズ4作を駆け抜けた山崎は「今日はこのような新宿のど真ん中で、こんな豪華なイベントをやれて、たくさんの人が見に来てくださって、すごくうれしく思います」と笑顔。「信と一緒に成長してきた7年間くらいだったなぁと思います。スタッフ・キャスト、みんなで熱い思いを持って始まった『キングダム』が、いろんな人の思いを背負いながら、今回、最終章を迎えられて本当にうれしく思います」とシリーズに対する心境も語ると、「ものすごい映画が出来上がったので、ぜひ楽しんで観てもらいたいなと思います」と呼びかけた。

海外の映画祭でも評価されている本作。山崎は「うれしいですね。日本のこの最高のチームで作り上げた『キングダム』が、世界の人々にも観てもらって評価してもらって、それをきっかけにまた観てくれる人が増えて、どんどん盛り上がってくれたらうれしいです」と期待する。そして、佐藤監督や共演者の仲間に目をやり、「最強ですっ!」と力を込めた。

そんな山崎を見つめる秦国の大将軍・王騎役の大沢は、シリーズ全作で共演した戦友。先日、山崎が「ニューヨーク・アジアン映画祭」で日本人初となる「The Best from the East Award」を受賞したことから、「ニューヨークで賞を獲ったと聞いたときは当然だと思ったし、全然驚かなかった。それくらい彼はピュアに7年間向き合い続け、努力し続けてきたので、僕らはそれに引きずられて頑張ってきた」と称賛し、「いいチームでできたこと、心から感謝しています」と頭を下げた。(錦怜那)

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